【メダカビオトープ】稚魚たちが隔離せずとも増えるよう、隠れ家を作ってみた

ビオトープ

メダカの屋外飼育をしていて、成功させたいのが稚魚を隔離せずとも自然に数を増やしてくれる環境作りです。

そのためには稚魚が親メダカによって捕食されにくい、稚魚が隠れられる場所を作る必要がある。ということで、ほんのわずかですがレイアウトをいじってみました。

親メダカが稚魚を食べてしまう問題

メダカに限りませんが、観賞魚を飼育・繁殖させようとすると現れるのが「親魚が稚魚を食べてしまう問題」です。
これは成魚-稚魚の関係だけでなく、一足先に生まれて大きくなった幼魚と生れたての稚魚(針子)との関係でも発生します。
サイズが大きい方の魚が、小さい子たちを食べちゃうんですね。

親魚たちにはおそらく子たちを食べているという意識はなく、目の前で動いている小さな生物を本能で口に入れているのだろうと想像しますが、食べてしまうという事実に変わりはない。

さらに針子たちは警戒心が緩いのか、わりと平然と大人メダカの前を泳ぐんですよね・・・

稚魚たちを大きく育てたい場合、考えられる方法は次の二つです。
稚魚を親から隔離する
稚魚が親に食べられにくい環境を提供

一般的なのは「隔離」で、僕も基本的にはそうしていますが、要するに稚魚が食べられにくければいいわけで。
自然界のようにスペースがあったり、水草が茂ったりしていれば、稚魚は親メダカの補食から逃げることができます。

うちの飼育容器の一つである大型睡蓮鉢はスペースが広めなので、植物や石の配置などで針子が隠れやすい環境を作り、自然と増えるようにしてみたいとの野望(大げさ)を抱いているところです。

石をずらし、隠れられる隙間を作る

こちらがメダカに自然増してほしい睡蓮鉢です。変更前。一辺60cm(外辺65cm)で奥に陸地を作っており、その周辺を稚魚の隠れ家にしたいと計画しています。

そしてこちらが、変更後。
違いが分かりにくい(笑)。
陸地に引っ付いていた石をめりっと引きはがし、隙間を作ってみました。2cmほどの水路が生まれたことになります。

拡大。隙間が分かるでしょうか。
針子たちに使ってもらえるかというと微妙そうな隙間ですが、「密やかな空間」って感じで自己満足はしてます(笑)。暗がり。隠れ家云々がなくとも、作ってみたかったのです。

隙間を別角度から。

土手の一部だった石を移動させたので、その右側にあった2つの石との感覚が狭まり、それも隠れ家になり易くなったかと考えています。
あとはマツモなどを入れておけば、針子たちがより隠れやすくなるかも。

ということで、しばらく様子を見てみます。楽しみ。

 

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