【メダカビオトープ】メダカの水合わせをする意味とやり方

ビオトープ

メダカを買ったり、もらったりして自宅の飼育容器に入れるとき、どうしていますか?

気にせずそのまま入れちゃう?
メダカの健康を考えれば、「水合わせ」をすることをおすすめします。そんなに手間でもないので、是非してあげてください^^

水合わせとは

水合わせとは、これまでメダカが暮らしていた水と、新たな生活場所になる水を馴染ませる作業です。
熱帯魚を飼っている人にはお馴染み。

その目的は、急激な水質の変化によって魚がショック状態になることを避けることにあります。

メダカは丈夫な魚ですが、これは少しずつ環境が変化する場合。水質が大きく異なると体調を崩し、最悪の場合は死んでしまうこともあります。
人もいきなり気温や気圧の違う場所に行くと、疲れたり気分が悪くなったりしますよね。徐々に慣らすことが大事です。

水質って、容れ物によってわりと違っています。
底土の有無、餌のやり方、水換え頻度などによって酸性からアルカリ性まで変わってくる。
たとえば赤玉土を使っていると酸性に傾きますし、グリーンウォーターにしているとアルカリ性になります。上の写真は濃いめのグリーンウォーターですが、pH(ペーハー)10.0あたりのアルカリ性を示しています。
水温も容器によって違う。

魚はこれらに敏感なので、いきなり変わるとショックを起こしたり、体調を崩したりします。
徐々に慣らしてあげましょう。

(タニシさん2匹があっという間に死んでしまったのも、いきなり放り込んだのが原因だったかも・・・)

水合わせのやり方

お店でメダカを買ってきた場合、まず水温を合わせるために、ビニール袋のまま飼育容器に浮かべます。プラケースに丸ごと移してから浮かべても良いです。
時間は30分~1時間ほどです。

次は袋を開けて、新居になる飼育容器の水を足していきます。おおよそ1:1になるくらいですかね。これで再び30分~1時間ほど待ちます

より安心安全なのは、元の水を1/3ほど(外に)捨てて同じくらいを足す、それを10分おきくらいに数度繰り返すことです。
少しずつ水を入れ換えていくほうが、メダカの負担は少なくなります。

そうしてメダカが新しい水に馴染んだら、いよいよ飼育容器に放つ。

万が一、水に薬品や病原菌が含まれていたらいけないので、網ですくって入れるのが無難です。
この時、プラケースのほうが網を使いやすいです。

メダカだけでなく、もっと敏感なエビを引っ越しさせる場合も水合わせをしましょう。

グリーンウォーターからの水合わせ

お店で買ってきた時だけでなく、自宅内で別の容器に引っ越しさせる場合も水合わせをします。

通常は特に気を遣うこともなく、プラケースを浮かべて水温を合わせ、その後少しずつ水を入れ換えるだけなのですが(よく忘れて1~2時間放置している)、手間をかけたのはグリーンウォーター(以下GW)からの稚魚たちの引っ越しでした。

1cmほどに育った稚魚数匹を成魚の睡蓮鉢に移そうとしたのですが、GWのpHはアルカリ性。一方で睡蓮鉢は弱酸性ですから、事を急ぐのは危険な匂いがぷんぷんする。

体力の少ない稚魚であることも考え、1/3ずつ何度も入れ換えることにしました。透明水になるまで半日かかったかな…。

水合わせは特に難しい作業でもないですから、メダカたちの健康のために是非ともしてあげてくださいね。

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