【メダカビオトープ】メリットがたくさん、メダカの屋外飼育

ビオトープ

メダカは丈夫で飼いやすい魚で、屋内の水槽だけでなく、屋外の睡蓮鉢でも飼育できます。初心者はむしろ屋外の方がおすすめといわれます。
屋外飼育のメリットは、太陽光が当たることでメダカたちが健康になり、かつ水換えなどの手間も少なくできること。放置気味でも元気に育ってくれます。

日光が健康を支える

メダカたちは、日光浴が好きです。
春先だと温かいのもあるでしょうし、紫外線が健康に役立つことを本能的に察知しているのかもしれません。

屋外で飼っているメダカたちは、特にこれといった世話をせずとも元気に暮らしていますし、餌もよく食べてくれます。病気に罹っている姿も、滅多に見かけません。

これは紫外線がビタミンDの生成を促し、また飼育水の中にいるバクテリアなど微生物の成長にも寄与しているから。
室内水槽の人工照明で暮らすメダカたちより、屋外のメダカは健康で発色も良いようです。

生活のリズムが整う

日没すれば強制的に暗くなるので、室内のように日によって遅くまで明るいようなこともなく、生活のリズムは自ずと整います。
これも何気にメダカたちの健康維持にいいんじゃないでしょうか。

微生物が増え、環境の維持がしやすい

屋外にある飼育容器は、水換えや掃除などの手間をかけずとも環境を維持しやすいです。

底土を入れたり、水生植物を植えることでメダカたちが暮らしやすい環境を整えるのは屋外も屋内も同じですが、日光の当たる屋外は微生物たちの働きが上がるようで、基本的に水換えは不要になります。

大自然のような濾過システムには及ばないものの、微生物と植物による環境維持が可能となる。

もちろん、餌を与えすぎると水は汚れてしまいますし、アオミドロが繁殖したり、庭の落ち葉が入ったりと掃除はゼロにはできませんが、屋内水槽よりずっとメンテナンスし易いです。
(掃除をするとき、室内を濡らす心配がないのもいい^^)

毎日 餌を与えなくてもよい

屋外飼育をしているメダカには、必ずしも給餌する必要はありません
プランクトンであったり、ミジンコやボウフラであったりとメダカの食べ物となる生き物が発生することで、生命を維持できるからです。

だからといって全く餌を与えないと、おそらくメダカたちは痩せ気味になっていき、最終的にはその環境内で維持できる数だけが生存することになるでしょう。

なので人工飼料も与えるのですが、その頻度は適当で良いというのは飼育者のプレッシャーを減らしてくれます。旅行の際や、雨の日は餌がなくても大丈夫という具合に。

エアー(酸素)も不要

屋外飼育のメダカには、屋内水槽で行うようなエアレーション(酸素供給)は必要ありません。
風が吹くことで水面が動き、水中に酸素が溶け込むからです。

デメリットは、捕食者の乱入と夏冬の水温

屋外飼育はメダカの健康にとってメリットが大きいですが、時々、問題も起こります。
オープンなエアーなために、外部から飼育容器内に入ってくるものがあることです。たとえば、ヤゴを代表とする捕食者たち。多すぎる雨水。

トンボの幼虫ヤゴは、わりとやってきます。その他の水生昆虫は、お住まいの地域次第でしょう。
トンボたちの繁殖の場を提供していると考えれば、嬉しくなくもないのですが・・・

多すぎる雨水は、水温や水質に急な変化をもたらすので注意が必要です。グリーンウォーターが雨水であっという間に普通の水になることも珍しくありません。

そして直射日光で水温が40度近くなる夏と、凍るほどに冷たくなる冬は、対策が必要になります。

まとめ

メダカの屋外飼育は、あまり手をかける必要がなく、かつメダカたちが健康に暮らしやすい飼育方法です。室内の水槽だと上手く飼えない、という方は試してみる価値はあると思います。

水生植物を植えることで簡易的なビオトープになり、風情を出してくれるのも良いですよね。

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