大型睡蓮鉢に赤玉土を盛り上げ、「土手」を作っています。田んぼのあぜ道などで採取してきた野草(雑草)を植えているのですが、ここに時々、最初は意図しなかった花が咲いたりする。
今年は黄色い花が姿を見せてくれました。
この黄色い花、調べてみると候補を2つ発見。
「オオジシバリ(大地縛り)」あるいは「イワニガナ(岩苦菜)」のようです。
葉の形で見分けてみる
「オオジシバリ」と「イワニガナ」。
違いは大雑把にいえば大きさと葉の形です。花はそっくりで、素人には判別できません^^。
大きさではオオ(大)ジシバリの名のとおり、別名「ジシバリ」というイワニガナよりも大きい。
またオオジシバリの葉はヘラのような、イワニガナはサジ(スプーン)のような形をしているとのことです。
ということで、葉を観察してみると、小さいスプーンのような形をしている。うちに生えているのはどうやら「イワニガナ」のようです。
あ~この葉っぱ、そういえば近所のあぜから採取した覚えがある!去年は咲いていないので、花を咲かせるには少し準備がいるんでしょうか。
花言葉は「人知れぬ努力」
イワニガナ(ジシバリ)、学名は Ixeris stolonifera
在来種なのかな。
キク科ニガナ属の植物で日本全土に分布し、花期は4~6月。道ばた・野原・公園などにごく普通に見られ、花の直径が約2~2.5cm、花茎の高さは約8~15cmということです。
うちのは15cmくらいあります。
地面を這うように茎や根が伸びて広がるから「地縛り」だそうで、雑草だと考えるとなかなかに手強そう(笑)。そのうち、この土手は彼らに占拠されるのでしょうか。
土手は湿っていますが、「岩」というだけあって乾燥した土地でもたくましく育つとのことです。
花言葉は「束縛」「人知れぬ努力」「忍耐」など。黄色く可憐な花ですが、タフなザ・雑草といった強さも兼ね備えているわけですね~。気に入った。
睡蓮鉢ビオトープに土を盛り上げ、陸地を作ることで生態系が豊富になりますし、こういった野花が思いがけなく咲いてくる楽しみもありますので、大きめの容器に自然に近い光景を再現してみることをお奨めします。
(上の写真のピンクの花は、アカバナユウゲショウ)
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