10月も中旬を過ぎると、朝夕は空気がけっこう冷え込んできます。
水温管理をしない屋外飼育の場合は、水温低下に伴ってメダカの食欲も落ちてくるので、エサの与え方もそれに対応させていく必要が出てきます。
食べ残しが出ると水質が悪化し、厳しい冬を前に体調を崩してしまうからです。
水温が15℃を下回ると活動低下
メダカが活発になる水温は、15℃~30℃あたりです。
15℃を下回ると活動量が減ってきて、食事量も控えめになる。10℃を下回ると、ほとんど食べません。
そこで夏場と同じような感覚でエサを与え続けていると、食べ残しが出て水質の悪化へとつながってしまいます。
(食べ残しを処理してくれるヌマエビたちも、活動が低下する)
食べたとしても、低水温で活動が低下した状態では消化不良を起こすことも考えられる。
メダカのエサは食べきれる量を少しずつ、回数を分けて与えるのが基本ですが、夏場以上に食べっぷりに注意して水質悪化を防ぎ、健康な状態で冬を迎えるよう導くことが重要です。
冬までに太らせたいのが悩ましいところ
悩ましいのは、秋のメダカには冬越しに必要な体力を付けるためにたくさん食べておいてほしい点です。
水温がぐんと下がる冬、メダカたちは水底近くで泳がずじっと体力を温存することで乗り切っていきます。冬眠に近い状態です。
じっとしていて体力がなくなった子から亡くなっていくので、気温が下がるまでに出来るだけ栄養を付けておいてほしい。
しかし一度に与える量が多すぎると食べきれない、というジレンマです。
そして晩秋になると水温が上昇している時間帯が短く、エサを与えられるタイミングも多くはありません。
10月中旬くらいまでにふっくらさせておくのが良いですよね。
晴れて暖かい昼間に、小まめに与える
水温が下がる晩秋以降は、晴れて暖かい日に食べっぷりを見ながら、多くなりすぎないように注意してエサを与えていきます。
朝夕は冷え込んでも、晴れて日光の当たる飼育容器であれば、秋の日中は20℃くらいまで水温が上がるのでメダカたちは元気そうにエサを食べに来る。
とりあえずひとつまみだけ入れてみて、20-30秒でなくなるようだと追加で入れます。
そういうのを午前11時と15時、とか複数に分けて与える。
問題は仕事などで日中は外出している場合で(これが大半でしょう)、長時間水面に浮いているエサを使うか、稚魚にするようにエサを細かく砕いて少量与えるか、でしょうか。
エサが水中に沈まないことが非常に重要です。
雨などで日中も寒い日などは、メダカたちは水底あたりでじっとしていて水面に出てこないので、エサは与えていません。
コメント