タニシやヌマエビのいない睡蓮鉢では、フンなどが水底に溜まって環境が悪化しやすい、という話をします。
いま、わが家では複数の飼育容器でメダカを飼育しています。
メインとなっているのは、家の南側にある大型睡蓮鉢。その近くにはトロ舟がひとつ。
そして東側の睡蓮鉢と、大型の水鉢です。この睡蓮鉢は昨年秋、水鉢は今年春に立ち上げました。
この記事の舞台となるのは、東側の睡蓮鉢です。
フンなどが水底に堆積
この睡蓮鉢は昨年の10月に立ち上げたのですが、秋ということで本格稼働はさせませんでした。
ナガバオモダカの子株とヒツジクサの根を植えた以外は、パイロットフィッシュになるメダカを3匹入れ、越冬させただけ(2匹が春を迎えました)。
スネールは数匹いるものの、タニシやヌマエビはまだ入れていません。
すると、水底にはメダカたちのフンと思われるものが蓄積していく。
下の写真では分かりにくいですが、赤玉土の上になにかが積もっています。
この現象は、タニシやヌマエビのいる大型睡蓮鉢では起こっていません。
彼らがせっせと掃除をしてくれているからです。
分かりますでしょうか。
赤玉土の粒がくっきりと見えます。タニシも写ってますね^^ 頑張ってくれてます。
いて掃除をしてくれているのが普通だったので、いない飼育容器で逆にその活躍ぶりが分かりました。
アオミドロの勢いにも差が
タニシやヌマエビのいる/いない睡蓮鉢では、アオミドロが増える勢いにも差が出ています。
「いる」ほうの睡蓮鉢ではアオミドロがあまり増えず、「いない」ほうではとても増える。まだ春なのに。
わが家における「いる」睡蓮鉢と「いない」睡蓮鉢の条件の差は以下のようなものです。
タニシとヌマエビが「いる」睡蓮鉢
- 場所:建物の南側
- 日光:午前から15時までたっぷり当たる
- メダカのエサ:与えている
タニシとヌマエビが「いない」睡蓮鉢
- 場所:建物の東側
- 日光:午前のみ当たる
- メダカのエサ:与えていない
日光がよく当たり(光合成)、かつメダカにエサを与えている(富栄養化しやすい)ことで、アオミドロが増える条件としては「いる」睡蓮鉢の方が良さそうなのですが、実際は逆。
「いる」ほうも勿論アオミドロは発生しているとはいえ、少量なので簡単に取り除けます。
「いない」ほうは結構増える速度が速く、除去に時間がかかっています。
ということで、タニシとヌマエビはメダカビオトープに是非ともいてほしい存在。みなさんも一緒に飼ってみてください。
ヌマエビは、もう少し暖かくなってきたら川に捕りに行こうと思います!
コメント