メダカを屋外飼育していて悩まされるのが、アオミドロです。
取っては増え、取っては増えのイタチごっこ。今年も激しい戦いを繰り広げましたが、途中までは完敗続きでした。
それが8月半ば頃から状況が変化し、9月に入ろうかという今ではだいぶ落ち着いてきた。
当初発生していた、ドロッとしたアオミドロは消え、もっと繊維質で掃除のし易いそっくりさんに変わったのです。
ヤマトヌマエビが効いた?
変化の転機となったかも・・・ と考える要因のひとつは、8月上旬のヤマトヌマエビの投入です。しかしこれは印象だけで、確証はありません。
たしかにそのあたりからアオミドロは減ったのですが、ヤマトヌマエビを入れていない別の睡蓮鉢でも時を同じくしてアオミドロを見かけなくなったからです。
だから、どっちかというと主要因ではなく、アシスト的な役割だったと推察します。
高温の苦手なエビたち。
緊急時とはいえ、水温の上がる8月に過酷な任務をさせてしまい、彼らには申し訳ないことをしました。
水生植物に負けた?
アオミドロとの戦いで決定的な役割を果たしたと考えるのが、水生植物(水草)たちです。
アオミドロたち緑藻類は水から養分を取っているので、水中の栄養素が減れば、勢いが落ちます。富栄養化をなくすことが、アオミドロ対策で効果的になります。
8月の半ば頃から、アオミドロ戦争が発生していた睡蓮鉢ではトチカガミが勢力を拡大し、繁茂。ランナーを伸ばして水面を覆い尽くす・・・くらいの勢いでした。
これは相当に栄養分を消費したでしょうから、アオミドロが勢力を落としても不思議ではないです。
トチカガミと並び、デンジソウもぼちぼちと増えてきて水草勢が有利な状況。
そして、もうひとつの睡蓮鉢の方でもアオミドロが減ったことも、水生植物の勢力拡大が理由だとすれば説明が付きます。
繊維質を増したアオミドロ
ドロッとしたアオミドロが減った結果、どうなったかというと、もっと繊維質の強い、ごわごわした色の濃い藻類へと入れ替わっています。
写真では伝わりにくいですが、触った感触がだいぶ違います。この、ごわごわ型はマツモに絡んでいてもわりとキレイに取れるというか。
以前のアオミドロはもっと柔らかくて、ねっとりしていましたし、マツモを覆ってしまって取れなかった。掃除はだいぶ行い易くなりました。
気温がもう少し下がってくればヤマトヌマエビにとって過ごしやすくなりますから、再投入することでもっとアオミドロ類を減らせるかもしれません。
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