【メダカビオトープ】初の越冬を成功させるために注意したこと

ビオトープ

屋外飼育されているメダカにとって、試練になるのは冬越しです。

こぢんまりとした睡蓮鉢での冬越しはこれまでにも経験あるのですが、大型容器で冬に臨むのは今回が初めて。

無事メダカたちに冬を越してもらうために注意したことが3つあるので、紹介していきます。
ポイントは
メダカたちに体力をつけてあること
メダカたちの体力を消耗させないこと
です。

変温動物である魚、メダカたちは

体力をつけてあること、体力を消耗させないことが、冬を乗り切るための重要ポイントです。

メダカの活動量は水温で変化する

メダカは魚類、水温によって体温が変化する変温動物です。水温が下がると活動が減り、冬眠状態になっていく。

冬眠とは言っても本当に眠っているわけではなく、水底でじっとして体力の低下を防ぎ、春の到来を待っている状態ですが、大事なのは「活動が低下する」ことです。

メダカの活動に適した水温は、18℃~28℃です。
水温が10℃以下になると餌をほとんど食べなくなります。食べたとしても消化機能が低下しているので、餌を与えるのは控えた方が良いです。

水温が10℃を切ると餌は控える

うちは兵庫県南部にあるので、12月中旬でも天気の良い日の昼間は水温が14℃にまで上がります。

14℃なので元気に水面近くを泳いでいるメダカたち。餌を期待してか、わらわらと寄ってきます。かわいくて、つい少量ながら餌を与えてしまいました(汗)。

冬の餌は、少量でも控える方が無難です。
水温が下がってからの消化不良や、食べ残しによる水質悪化で体調を崩す方が怖いからです。

水質を維持するカギとなる、バクテリアと植物。
水温が下がるとバクテリアの活動も低下していますから、食べ残しの分解力も落ちています。植物も活動を休んでいる。
給餌は水質悪化の原因となります。

もしメダカがなにか食べたくなったら、容器内に残っているコケなどを食べて凌いでくれるでしょう。

冬を越す体力をつけるために、秋にたっぷり餌を与えてきました。乗り切る体力は付いていると信じて見守っていきます。

水温が5℃以下になると、メダカは水底で動かない冬眠状態に入ります。
日当たりの悪い睡蓮鉢のメダカは、昼間でも動かず体力を温存して頑張っています。

刺激をしない、水全体を凍らせない

野生のメダカは水温が下がると流れのない場所で身を潜め、ただじっとして春を待ちます。

じっとして体力の消費を防ぐ。
じっとすることが重要なので、メダカたちの冬眠を邪魔しないようにしましょう。

冬の水換えは行わず、減った水を静かに足すだけに止めておく。体力の落ちたメダカに刺激を与えない、これが大事です。
水底でじっとしているメダカを「生きてるか~」と動かしちゃ、ダメ。
メダカが落ち着けるように、水草や石、流木があると良いですよね。

メダカは水温が1℃でも生きていける、強い魚です。
冬になって水面が凍り付いても、水底でじっと堪え忍びます。

しかし水底まで凍り付いてしまっては、氷の中ではメダカもさすがに生きられない。
飼育水全体が凍り付かないような水量を用意しておきましょう。

冬越しのポイントは
メダカたちの体力を消耗させない(刺激を与えない)
飼育水全体を凍らせない

飼育容器が全て凍ってしまう地方では、室内飼育に移します。

稚魚の冬越し

メダカの冬越しは体力勝負ですので、十分な体力が付いていない稚魚の場合は越冬の難易度は上がります

水温が下がるまでに、どれだけ成長したのかがポイント。

9月以降に生まれて、まだ1cmに満たない稚魚では屋外の冬越しは難しいので、屋内に移すのが無難です。

僕は秋までにグリーンウォーターの容器を作り、それを室内に入れて冬越しをさせています。今のところ、順調な様子… と思う。

【メダカビオトープ】稚魚の冬越しをグリーンウォーターで挑戦する
エサになる植物プランクトンが大量にいることで、メダカの冬越しにも向いているというグリーンウォーター。小さな稚魚たちはこれで越冬させようと思います。

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