晩夏に産まれたメダカの稚魚は、十分な成長が間に合わず冬を迎えることになります。
水温が下がるとメダカは活動が低下し、エサを食べずにじっと春を待つのですが、体力がなければそこで力尽きてしまう。
稚魚の多くは体力が備わってないので、通常は春まで生き残れないわけです。
そこで稚魚たちが冬も栄養を取れるように、エサとなる植物プランクトン(藍藻類)が大量発生した水で越冬させるのですが・・・
初の試みとなった2018/19 冬は残念ながら失敗に終わってしまいました(涙)。
開始したときは10匹ほどいた稚魚たちのうち、3月まで生存できたのはわずか3匹。これは少ない。
翌年以降、同じ失敗を繰り返さないように原因を調べておく必要があります。
黄色くなった緑水
2018/19 冬の失敗点は主に2つです。
- 稚魚をサイズ分けしなかった
- グリーンウォーターが黄色く(茶色く)なってしまった
稚魚のサイズ分けについては、別ページで書いてありますので、よければそちらを見てください。
ではグリーンウォーターが黄色くなった原因は何か。
黄色くなった水にいるのは、藻類のなかでも「珪藻(けいそう)」という黄褐色のグループだそうです。
グリーンウォーターを作る「緑藻類」がなんらかの理由でいなくなり、「珪藻類」がぐんと増えて黄色くなる。
何故、緑藻類たちがいなくなってしまったかですよね。
富栄養化?日光不足?
調べてみると、グリーンウォーターが黄色くなるのはさほど珍しくない現象のようです。小さな飼育容器なので、生態系のバランスが崩れることは往々にしてあると。
そしてグリーンウォーターが黄色、もしくは茶色に変色するのは、バクテリアによる濾過が上手くいっておらず、水が富栄養化してしまっているからだとか。
富栄養化・・・ アクアリウム界隈でよく目にする言葉ですね。窒素などが水中に大量に余ってしまっている状態です。
もしくは、日光が不足している。
結局、対策が分からない(涙)
このうち、バクテリアに関しては最初からアテになりません。だってグリーンウォーターにするために、赤玉土などのバクテリアの住み家になるものは入れてませんから。
バクテリアなしでも富栄養化しにくいのがグリーンウォーター。
排泄物の栄養吸収は、植物プランクトンたちが担っていた。彼らがいなくなったからこそ、排泄物がそのまま残り、水質が悪化してしまったのではないか。
富栄養化を防ごうとして水草を入れると、グリーンウォーターになりませんし。そもそも冬は寒くて水草は枯れますし。
実験で入れっぱなしにしていたホテイアオイ、これが原因?
日光に関しては、これ以上はないと言うくらいに窓際に置いていたので、さらに当てるのは困難・・・。
どうしたらいいんでしょうね(苦笑)
減った分を足すだけにとどめて水換えをしなかった水を、少しずつ換えていくべきだったかのでしょうか。
すみません、結論に至らずです。
これかも、と思い当たる節があれば、教えてください。
生存した稚魚は元気
こんな黄色くなってしまったグリーンウォーターでも、わずかに生き残った稚魚たちはふつうに暮らしています。その頑張りに拍手したい。
彼らには是非とも長く元気に生きてほしいですし、これから少しずつ水換えをして、大人たちのいる別の飼育容器に引越しさせていく予定です。
まずはスポイトで底に溜まっている排泄物を取り除き、減った水を足しました。
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