メダカの稚魚を育てるのに非常に適している、グリーンウォーター。文字どおり、グリーン(緑、青)の水ですが、必ずしも緑にはならないし、また色は環境などによって変化するという話です。
特に黄色から緑に変化したのには驚きました。
生れたての稚魚に適したグリーンウォーター
メダカを飼育するうえで、一番難しいのが針子と呼ばれる生れたての時期です。
生まれたばかりの稚魚は小さく、口も小さいため、成魚用の飼料はそのままでは食べられずに餓死してしまうケースが多いのがその理由。
そこで自然界の針子たちがエサにしている植物プランクトンが豊富な水=グリーンウォーターで飼育することで生存率が上がるのですが・・・
緑になる理由
このグリーンウォーターの色合いは、環境によって変化していきます。
透明だった水が緑や黄色、茶色に変化していくのは、その水の中に藻類(植物プランクトン)が増えていくからです。
ミカヅキモやハネケイソウ、クロレラといった植物性のものやら、ミドリムシのようなべん毛があって動物のように動くものやら。
葉緑素をたくさん含み、体が緑色の小さな植物がいるから、水が緑色に見えます。
こんな感じです。
色は変化する
色合いは緑藻類の数によって変化してきます。
多ければ緑が濃くなり、少なければ透明になっていく。
今回注目しているのは、わが家のある飼育容器です。
こちらがその発泡スチロール箱の、6月初旬の状態。
グリーンウォーターを作り始めたばかりで、うっすら緑もありますが、黄色っぽくもある。元々、黄色みが強かったと思います。それが―
さらに1週間が経過し、全体に色が濃くなると共に、黄色さも増してきた。実際に目で見た印象は、もっと黄色かったかもしれません。
そしてこれが、さらに1週間が経過した6月20日。
良い具合に緑色が増してきたんじゃないでしょうか。
一度黄色くなってしまったグリーンウォーターは、そのままでは緑になることはないといいますから、別の容器から稚魚を移す際の水合わせなどで入った緑藻類が効いたと推察します。
いくつかグリーンウォーターにしている容器がある場合、水を少し移すことで変化するようです。
稚メダカたちは、どの容器でも元気そうに泳いでいます。
夏休みの自由研究にもいいかもしれませんね。
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