メダカを意図的に増やしたい場合、多くの場合は産み付けられた卵を別の容器へと移します。そのままにしておくと、親メダカが卵や赤ちゃんメダカ(針子)を食べてしまうからです。
では別の容器で無事成長した稚メダカを、どのタイミングで親メダカたちのいる容器へと戻すのか。
これは基本的に、親メダカたちに食べられないサイズであれば大丈夫です。
1cmくらいにまで育っていれば、親の口に入ることはないですし、身をかわすことも出来ます。
ただし小さな稚メダカは大きな成魚たちになにかと追いかけられたりしますから、“それなり”のサイズになるまで待つ方が稚メダカたちのストレス減少につながるでしょう。
目安は体型
一概に稚魚といっても、いろんな段階やサイズがあります。
まずは生れたての、まるで針のように細い針子と呼ばれる段階。
そこから2週間ほど経ち、メダカらしくなってきた段階。
このあたりはまだ、親メダカたちと一緒にするのは早いです。引き続き、稚魚用容器での飼育を続けましょう。
・周りよりも大きくなったので、さらに別容器に移した稚魚たち(小学校入学)
別容器へと引っ越した、成長の早い稚魚たち。
ここまでくれば、もう親メダカに食べられちゃうことはないですが、追われたりすることによるストレスが心配。もうちょっと待ちます。
目安にしているのは、腹部が太くなり、逆三角形の体型になる頃です。
彼らの体型が、親メダカのミニチュア版のようになってきたら、そろそろ再引越しを考える頃合い。いよいよ、睡蓮鉢デビューの時です。
追いかけられつつ、たくましく
親メダカたちと同じ睡蓮鉢へ移った稚魚は、エサの際など、「おいチビ、じゃまだ」とばかりに端へと追いやられています。
これまでは一番大きかったのに、いきなり一番下っ端ですから、戸惑っていることでしょう。
喩えるなら、小学6年生が中学校へ入った感じか。
もう少し成長するまでは、肩身の狭い日々だとは思いますが、応援してるのでファイトです!後輩たちも次々に控えていますし、たくましく育てよ!
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