3月になって暖かくなってきたある日。
去年の夏に田んぼの土を入れ、稲を育てていたペットボトルを覗いてみると、なにやらうごめく者たちがいるじゃないですか。
その動き方、形、これはボウフラ・・・。
土にスポイトを付けて吸ってみると、眠っていたであろうボウフラたちがわんさか捕れました。
ヒトスジシマカは卵で越冬する
5月頃から見かける蚊。まだ3月の上旬だというのに、ボウフラが存在するのか?
どうやら、身体に縞模様のあるヒトスジシマカは寒さに弱く、成虫のまま越冬することはできないそうです。
彼らは卵を水際に植え付け、その卵が越冬する。そして暖かくなると孵化。
昼間は水温が20℃を超えているのですから、活動を開始していても不思議はないです。
冬だからと言って油断せず、溜まりっぱなしの水には注意しないといけませんね。蚊の卵は乾燥に強いみたいですけれど・・・
早春の生き餌祭り
捕まえたボウフラたちは、さっそくメダカの睡蓮鉢へとお引っ越しです。
冬の間、植物プランクトンばかり食べていたメダカたちにとっては、生き餌のボウフラは良い栄養になったでしょう。
ぱくぱくと食いついていました。
人は残酷なものなり。
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