わが家のメダカビオトープに植わっている、水生植物たちを紹介します。
ウィローモスは、アクアリウムで利用されるコケの通称・総称です。根を持たず、岩などに活着(引っ付く)しています。
生息は世界中の温帯~熱帯。
これという品種はなく、水辺に生えている水苔類がまとめてウィローモスと呼ばれています。
細い糸のような、のこぎりのような葉をしてます。
メダカやヌマエビと相性が良い
ホームビオトープでは、メダカやヌマエビたちの隠れ家 兼 食事場、産卵床として利用されます。
特に感じるのはヌマエビたちにとって快適そうな場所であること。時々引き上げてみると、稚エビが複数出てきます。
ウィローモスの新芽がエビの餌になりますし、メダカが食べ損ねて沈んだエサが付いていたりするので、良い食事場になるようです。貝類も棲んでます。
茂っているウィローモスは、メダカの稚魚にとっても良い隠れ家になりそうです。
葉が細かく小さいので、産卵床としても有効です。
メダカたちがお腹をこすりつける場所になるし、水底に広がっていれば、自然と落ちた卵のネットにもなる。
ホテイアオイには及ばないですが、数日ごとにチェックしてみるとちらほら卵が付いています。
育てやすい
ウィローモスの特徴は日陰に強い点と、石や流木に仮根で活着する点です。
マツモなどは日光のあたりが悪い部分は枯れていきますが、ウィローモスは日当たりが悪くても枯れません(全然光が届かない部分は枯れる)。
逆に強すぎる日光は状態を悪くするようです。
※乾くと枯れます
“根”を張らないので水に浮かべておけばOKですし、石などに引っ付けておけば自然と活着しています。
助演賞のような水生植物です。
わが家では特に活着はさせず、適当に睡蓮鉢内に浮かべています。
アオミドロに弱い
ウィローモスで困ったのは、アオミドロ(糸状の藻類)です。
水流のない場所に発生するアオミドロが、ウィローモスには付きやすい。メダカが好むのは水流のない場所ですから、睡蓮鉢などは自ずとアオミドロは発生しやすくなります。
葉の細かいウィローモスに糸状の藻類が付いてしまうと、もう取り除くのは困難です。
ヌマエビたちに食べてもらうのを期待するのですが、いかんせんアオミドロの繁殖力の方が強い。
結局、アオミドロが大発生した睡蓮鉢のウィローモスは諦めることになってしまいました(涙)。
ウィローモスを入れる容器は、午前中だけ直射日光が当たるような、日当たりが良すぎない場所をおすすめします。
水を富栄養化させないことも大事です。
アオミドロが付かずに済んだ睡蓮鉢は、建物の東側に設置した(午後には日陰になる)ものだけでした。南側はアウト・・・。
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