【メダカビオトープ】メダカが元気で暮らせる水を準備する

ビオトープ

小さくてかわいく、人気のメダカ。
日本に昔から暮らしていたことで気候風土にも合っており、様々な環境にも適応してくれることから、丈夫で飼いやすい魚です。

しかしメダカが元気に長生きするためには、覚えておくべき点が幾つかあります。

特に重要なのは、メダカにとって命といえる飼育水。この水を良い状態に保つことが、メダカが健康に暮らすためのカギになります。

飼育水は水道水でOK

メダカを飼育するための水は、ふつうの水道水でかまいません。

日本の水道水は殺菌がされているので、メダカを飼うのに向いている。ただし殺菌のためにメダカにとって有害な塩素(カルキ)が含まれていますから、これを取り除くために「汲み置き」をしましょう。

僕は屋外のバケツやジョウロに汲み、少なくとも1日おいてから使うようにしています。2~3日おくとより安心です。

急ぎの場合は、市販の塩素中和剤を用いることで、すぐに利用できるようになります。

夏も冬も飼育水は自然に減っていきますので、足し水のためにも、常にバケツに水を汲み置きしておくのが良いです。

(※汲み置きする水にボウフラが出た場合は、メダカの新鮮なエサになります^^)

バクテリアがいることで長生き

水道水を数日汲み置きすることで、メダカが生きていける水はとりあえず作れます。

しかしそれだけでは、メダカが元気に長生きする水にはなっていません。
メダカのフンやエサの食べ残しを分解・浄化してくれるバクテリアが、まだ水中にいないからです。

メダカのフンや食べ残しは、水底に溜まっていきます。尿に含まれるアンモニアも、生物には有害です。

これら水質を悪化させる有機物を、水草の栄養分になる硝酸塩へと分解してくれるのが微生物のバクテリア。
メダカがすぐに死んでしまうという方は、このバクテリアの繁殖が上手くいっていないのだと思います。

バクテリアがいるといないとでは、メダカ飼育の難しさは全然違ってきます

飼育水を一気に全部換えたりしてしまうと、せっかくのバクテリアも一緒にいなくなってしまうので、水換えの際は1/3くらいずつするようにしましょう。

底床のおすすめは赤玉土

バクテリアを繁殖させるためには、凹凸のある底床(底土、底砂)を用います。おすすめは赤玉土です。

大きな容器にたっぷりと水を入れ、赤玉土も多く入れた方が水質は安定し、手入れが少ないのにメダカが元気な水となります

バクテリアが十分に繁殖するためには1週間ほど必要ですので、メダカを連れてくる前に準備をしておきましょう。

大型睡蓮鉢に大目の赤玉土を入れてメダカを飼う、これは Aquacat さんの受け売りなのですが、たしかにそういう飼い方のメダカたちは元気に暮らしています。

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