【メダカビオトープ】水の透明度がないので、日当たりを良くしてみたところ・・・

ビオトープ

わが家には今のところ、屋外に7つのメダカ飼育容器があります(2020年5月時点)。そのうちの1つが、どうも水の透明度が良くない。モヤのかかったようなところがある。
原因はなんだろうか。バクテリアの活性が低いのかもしれないと仮説を立て、まずは日光を当ててみることにしました。

まだらにモヤのかかったような水

その飼育容器はこちらです。全体的にもやっとしているなかで、底の赤玉土の粒がくっきり見える部分もあるのが分かるでしょうか。
写真の再現度がいまいちで、日当たり具合の差のようにも見えるのですが、実際の水はたしかにくすんでいたのです。

設置場所は、家屋の南側。壁に引っ付くようにして設置してあります。

室内への日光を遮るためのサンシェードや広葉樹(アオダモ)がすぐ近くにあり、春から夏にかけては一日を通して直射日光があまり当たりません。木漏れ日くらい
いわゆる半日陰の状態です。

これが水の透明度と関係するのではないかと考えた。
半日陰であることは、アオミドロ対策や水温変化の点では良い条件である一方(秋に存在していたアオミドロが消えた)、植物やバクテリアにとっては物足りないのではなかろうかと。

バクテリアには水の透明度を上げる種類もあり、日光が直接さす飼育容器は春になると水が澄んでくるからです。


実際、すぐ隣にある同時期に立ち上げた午前中に陽の当たる睡蓮鉢は、アオミドロがある代わりに水は澄んでいる。

サンシェードを一時的に外し、日光浴

そこで日光(紫外線)を遮断しているサンシェードを一時的に動かし、1日に2~3時間ずつ、直射日光を当ててみることにしました。

飼育水の透明度アップ作戦が失敗に終わっても、メダカたちや植物にとっては紫外線は有益ですしね!
(下のサイト内リンク先ページのアイキャッチ用写真などは、同じ角タライの昨年秋の様子です)

【メダカビオトープ】メダカは日光が大好き。紫外線で丈夫に育ちます
屋外飼育しているメダカを眺めていると、日陰よりも日光の当たる場所を好んで泳いでいるのを目にします。メダカたちは日光が大好きで、日に当たることが健康のために重要になります。

ということで天気の良い日の午前10時~12時にかけ、飼育容器に直射日光を当てて様子を見たところ・・・3~4回で変化は現れました。たしかに水が澄んできたのです。

でもなんか奇妙な感じもする。

今度はくすんだ部分が大きく固まったような?容器の影になる部分が明らかにどんよりくすんでいます。
写真がいまいちですが、左上の部分がどんより・・・。

水が澄んだ部分と、もやっとした部分と

別角度から。
以前は全体的にモヤがかかったような水だった、この角タライ。そこに4回ほど日光を当てた結果、水底の赤玉土がくっきりと見える部分が増えました。

一方で、ぼんやりした部分が固まったように見える。

単に影になっているだけなのかな、と考え、水を少しかき混ぜてみると・・・ 全体的になんかモヤッとしたような。
やはり澄んだ水と、澄んではいない水がある?
日光を嫌う何者かが、影の方に集まりモヤを作っていた?

時間が経つとまた、澄んでいる部分とくすんだ部分に分かれてきたので、ならば、と今度はくすんだ部分を容器ですくってみると、こんな様子でした。

明らかになにかありますよね・・・ なんだこの暗黒星雲のようなものは。これが水をくすませている原因でしょう。

そして新しい水を足してみると、ようやく全体的に澄んできた。
以後も2~3度、部分的な水換えと足し水を繰り返した結果、澄んだ飼育水になってきたので目的達成とします。


以前はくすんでいた、影になる部分も澄んでいます。

まとめ

水が全体的にくすんでいた飼育容器に、意識的に日光が当たるようにしてみたところ、澄んだ部分とくすんだ部分に分かれたのが興味深かったです。ただし日光との因果関係は不明。

続いて部分的にくすんだ水を汲み取り、新しい水を足していった結果、全体的に水は澄みました。
日光に当てずとも、水換えを繰り返すことで解決したかもしれません。このあたりの検証はいまいちです。

でも紫外線はバクテリアや植物の活性化、メダカたちの健康度アップにもつながりますから、これからも時々、当ててみます。
飼育容器の置き場所は難しいと改めて感じる一件でした。

 

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