メダカの稚魚、特に生まれて間もない「針子」たちがいつでも好きな時に食事ができるよう、食料となる植物性プランクトンが繁殖した「グリーンウォーター」で飼育するのは有効な方法です。
そのグリーンウォーターの水面がある日、「緑色の膜」で覆われました。良い変化でなさそうなので、膜を除去することに。
取り除くにあたって、一番効果があったのはキッチンペーパーです。
薄くトロッとしていて、異臭はない
まず、その水面を覆った「膜」の特徴ですが、薄く、指などを入れると簡単にちぎれていきます。一方で少しとろみもあり、浸かった部分をトロッと包む。
最初は水面がざらざらした様子だったところ、数日間そのままにしていたら、「膜」へと成長?していました。
さらに放置しておくと分厚さを増し、水中の酸素が不足しそうです。
アオコかと思ったのですが、アオコの特徴である異臭がない。匂いはしても、せいぜい草っぽい程度です。
アオコ。植物プランクトンのうち「藍藻」あるいは「シアノバクテリア」と呼ばれる一群が大量に増殖したもの。かび臭い異臭を放つ。
ではなにか・・・
推測ですが、藍藻ではない、なにかしらの藻類の膜でしょうか。「油膜」かとも考えましたが、藻が膜状になったというのがしっくりきます。
グリーンウォーターを早く作るべく、液肥(ハイポネックス)を入れていた容器なので藻類が育ちやすかったのかなと。
キッチンペーパーが活躍
正体がなんであれ、見た目が良くないですし、環境面でも好ましくなさそうなので除去していきました。
最初はこの「膜」を網ですくい取っていこうとしたのですが、すぐに細かくちぎれていくので、大雑把にしか除去できません。細かなものが残ってしまうのです。
それをスポイトで取っても良いのですけど、時間がかかる・・・。
そこでキッチンペーパーです。
これを水面に浮かべ、す~~っと引くように上げていくと、あらステキ。あんなに苦労した膜が、まとめてきれいに除去できました。
たっぷり取れました。やはり異臭はしません。
キッチンペーパー3枚ほどで写真のように。良い感じにきれいになったと思います。小さな破片は、網で取り除きました。
針子たちも元気そう。
数日後にはまた、水面にはざらざらとした「膜未満」のものが現れてきているのですが、水換えをしつつ様子を見ていきます。
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