水温が15℃を上回ってくると、屋外飼育しているメダカの活動が活発になってきます。日差しが暖かい日などは、気持ちよさそうに日光浴をしている。エサもぱくぱく食べますね!
でもほとんどエサを食べずに長い冬を越してきたメダカは明らかに痩せていますし、体力も当然ながら落ちています。
冬の間に放置していた飼育容器を掃除する場合は、メダカたちを気遣いながら行いましょう。
掃除は少しで好い
水温が下がる冬の間、メダカは極力活動を行わないことで体力を温存し、じっと春の到来を待っています。飼育者としても、彼らを刺激して体力を使わせないためにじっと我慢の日々。落ち葉などもそのままです。
そして春になり(3月下旬)、水底に溜まった落ち葉や繁殖したアオミドロを取り除いたり、なんなら睡蓮鉢の掃除などもするかもしれませんが・・・
この時に大規模な掃除をし過ぎてはいけません。
冬を越えたメダカは痩せていて体力を落としているので、環境(水質・水温)を急激に変えると死んでしまうかもしれないからです。
特に水換えには注意が要ります。
容器がコケなどで汚れているといって、水を大半抜き、底土を洗い、ごしごしとタワシでこすったりしてしまうとメダカたちにとっては酷すぎる環境になる。
メダカ飼育の命ともいえるバクテリアが、いなくなってしまうからです。
水を入れ換える場合は1/3くらいまでにして、入れる水も数日前からバケツなどに汲み置きしておいたものを使いましょう。
そもそも掃除不要なので
うちの場合は、赤玉土と水生植物たちが良好な環境を維持してくれているようで、水換えのようなメンテナンスは必要ありません。
アオミドロは発生してましたが、水を埋め尽くすほどではないし、容器壁面のコケもない。水底のゴミも沈殿してません。
水底に沈んでいた数枚の落ち葉を取り(タニシが食べたか、葉脈だけのスケルトンになっていてキレイ)、ピンセットでアオミドロを除去して終了です。
水の透明度が少し低くなってますが、バクテリアたちが活性化することで澄んでくるでしょう。
春は睡蓮鉢のレイアウトを変えたり、新しい水草を植えたりするのに良い季節。今季はこんなふうにしてみよう、と冬の間に温めていたアイディアを実行していくのは楽しいですよね。
エサもいきなり与えすぎない
うちのメダカたちは人懐っこいというか、メンテナンスをしていても逃げないですし、むしろエサをちょうだいよと寄ってきます(^^)
かわいいのでつい多めに与えたくなってしまう・・・
でもまだ夜は水温が下がりますし、消化不良を起こしてもマズい。もっと暖かくなるまで、もう少し我慢しましょう。
5月に入ると産卵を始めますので、その準備のために少しずつ回数を多くエサを与えて太らせていくといいです。
最後に、下の写真は4月初旬のメダカビオトープの様子です。土手部分の緑から、だいぶエネルギーを感じられるようになってきました。
名前不明の草が、元気に若い芽を直立させてます!ここからどれだけ生い茂るのか・・・ 怖いような楽しみなような。
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