【メダカビオトープ】原因不明のやせ細り病・・・ わが家の場合

ビオトープ

メダカがやせ細って死んでいく、原因不明の病気があります。その名は「痩せ細り病」。その名のとおり、体が痩せ細っていき、最後には死んでしまう病気です。
これが最近、わが家の睡蓮鉢にも発生しました。

それはある日のことです。メダカの睡蓮鉢を見ると、1匹のメダカが水底に沈んで他界している。少し前に新しい仲間として迎えた子です。合掌・・・

しかし“異変”は別にありました。睡蓮鉢の中に、泳ぎ方のおかしなメダカがいる。体が左右にローリングしている。その体は非常に痩せている。
それが2匹、いや3匹いたのです(※後にさらに2匹)。

これは明らかにおかしいですし、「何か」が睡蓮鉢内で起こっているシグナルです。
一体、何が起こっているのでしょうか。

原因はよく分からない

インターネットで調べてみると、どうやら「痩せ細り病」の原因はよく分かっておらず、治療方法も発見されていないようです。原因は諸説あり・・・

  • 水質悪化説
  • 内臓疾患説
  • 細菌・寄生虫説
  • ストレス説
  • etc

痩せて弱っていても、餌を与えると食べに来ようとする、というのは共通しています。

考えられる要因

舞台となった睡蓮鉢

わが家の場合、「痩せ細り病」が発症しているのは特定の睡蓮鉢だけです。

他の飼育容器でも発生しているかもしれませんが、連続はしていない。今回はひとつの容器だけ発症数が突出しているのが特徴で、そこだけ、立て続けに5匹が旅立ったわけです。

これは、「なにがしかの発症理由が存在する」ことを表していると思います。ではそれは何なのでしょう。
1つの決定的要因よりも、3つくらいの要因が重なったのではないか・・・と考えられます。

すでに体力低下していた

まず、痩せ細っていったメダカたちに共通しているのは、「新人たち」である点です。父の日のプレゼントにと、小学生の娘が買ってくれた子たちなんですよね(涙)。

とある道の駅にて、お買い得価格で販売されていたミックスメダカたち。すでになんらかの疾患の種があったかもしれません。遺伝的に、あまり丈夫ではなかったのかもしれない。
それが移動や新居に来たことのストレスで一気に悪化した説。

水質変化

メダカにとってのストレスと言えば、水質変化です。

痩せ細り病が多発した睡蓮鉢は直径54cmで水量23リットル。先住メダカはわずか5匹でしたから、12匹増えてもまだ過密ではないのですが、急な増加によるなんらかの変化があったかもしれません。

梅雨で雨水が入ったのも良くなかった可能性。

日照不足

この「痩せ細り病」が発症し始めたのは、梅雨の長雨の最中でした。2020年7月前半、西日本は毎日毎日雨が降り続きましたが、この中でメダカたちに異変が発生しています。

紫外線はメダカの健康に寄与しますから、新居に来たストレスなどで体調が悪化した子たちにとっては日照のないことがマイナスに働いた可能性。

遺伝子、寄生虫、細菌、etc

痩せ細り病は、他にも近親交配によって遺伝子的に弱いメダカだったとか、寄生虫にやられたとか、細菌ではないかとか、いろいろな仮説があります。

内臓疾患だとして

泳ぎ方のおかしかった3匹。翌日、全員が他界・・・合掌

「痩せ細り病」について考察されたいろんなブログなどを見ていて、そうなんだろうなと思ったのは、「食べても太らないのは、人間でも内臓疾患があると起こること」だという見解です。

元々、内臓に持病があったのかは不明ですが、上記のような様々な理由でストレスを抱え体力・抵抗力の下がった子たちが発病してしまったのではないか。
人間でもストレスで抵抗力が低下していると病気に罹りやすくなりますし、メダカが全滅するでなく、他の子たちが元気にしていることからもわが家の場合は納得がいきます。

健康に暮らせる環境

長い雨が終わり、日差しが戻った

「痩せ細り病」に限らず、メダカにも限らず、基礎体力が強い方が病気や体調不良を起こしにくいですし、メダカたちが健康に暮らせる環境を整えることが重要との結論に至りそうです。

有害な物質を分解してくれるバクテリアたちが豊富にいて、健康を促進してくれる日光が適度に当たる環境にする。

わが家の場合、ひとまず痩せていくメダカたちは見かけなくなったので、一部水換えをしつつ様子を見ていこうと思います。

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