わが家のメダカビオトープに植わっている、水生植物たちを紹介します。
ナガバオモダカ(長葉面高)は、オモダカ科の多年性の抽水植物。北アメリカ原産です。
栽培しやすい水辺の植物として、アクアリウム界隈で人気があります。初夏に咲く小さな白い花もかわいいです。
丈夫でどんどん増える
ナガバオモダカの一番の売りは、丈夫な点です。
日当たりの良い場所に植えておけば、特に手入れをせずとも育ち、増えていってくれる。
一株を入手すれば、数ヶ月で十分株分けできるほどに子株を付けます。
それだけ強い繁殖力なので、北アメリカ原産のこの植物は世界各地で帰化してしまっているらしく。在来種を守るため、絶対に外部の川・池などに捨ててはいけません(環境省が要注意外来生物に指定)。
上の写真は、2019年4月下旬のある睡蓮鉢の様子。
越冬したナガバオモダカが花を咲かせています(耐寒性があり、屋外で越冬可能)。
そしてこちらが2019年9月下旬の様子です。
良い具合に育ってくれました。
今年はまだ行いませんが、もっと混み合ってきた場合、適当に間引けば良いでしょう。
増えすぎてほしくない場合は、地植えではなく鉢植えがおすすめ。
水中葉で育った
ナガバオモダカを導入した当初は、夏になれば伸びた葉が水面からいくつも顔を出す光景を想像していました。
これはまた別のヘラオモダカなのですが、イメージとしてはこんな感じ(⇓)です。
しかし実際に展開されたのは、水中葉。
5月頃はちらほらと水上葉もあったのですが(写真下)、気が付けば5cmほどの細い水中葉が付くばかりで、水上には葉を伸ばさなかったのです。これは意外でした。
これはこれで良い。
水上葉を伸ばすためには、もう少し浅い場所に植える必要があるのでしょう。今は水深約10cmほどです。
アオミドロの掃除がし易い
ナガバオモダカを栽培してみて、当初は考慮していなかった長所が「アオミドロの掃除がし易かった」ところです。
屋外のメダカビオトープは少なからずアオミドロに悩まされますが、ナガバオモダカの水中葉はまっすぐなので、アオミドロが除去しやすい。
マツバイのように葉に付いてしまって取れないというようなこともない。
旺盛に増える=水中の栄養分をたくさん消費するということで、環境を維持しやすかったです。
マツモとの相性も良いし、水質改善におすすめの水生植物です。
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