虫や小動物たちに住み家を提供するものとして、ヨーロッパでは“インセクトホテル”、“バグホテル”、あるいは“インセクトハウス”なるものが作られています。
直訳すると“虫ホテル”、“虫ハウス”。
虫のホテル、なんじゃそれ!?って思いますが、大小様々な形状の素材を組み合わせることで、複数の虫たちに、主に冬場を凌ぐ場所を提供するための人工物です。
これがあることで、厄介な害虫を食べてくれる益虫が庭に住んでくれるようになる。蛾の幼虫を食べるハチや、アブラムシを食べるテントウムシたちが安心して心地よく冬を越せる場所を提供し、暖かい季節に活躍してもらうわけですね。
本場の虫ホテルの写真を見ると、妖精たちのおうちのようでものすごくかわいいです。
パブの庭や観光地にアトラクションとして作られていることがあるのも、納得ですよね。
そんなに大きくなくてもOK。
こういうのを自分でも作ってみたい。
完成度は低くとも、作ってみたい。
虫たちの越冬場所なので、冬になる前には完成しているべきものであり、すでに1月末となっている今季はもう時期遅れなのですが・・・
次の冬には絶対に間に合わせる。そのための準備を早めに進めていきます。
まずはインセクトホテルなるものの構成を調べ、デッサン図を書くこと。そして材料集めです。
虫ホテル作りに必要なもの
wikipedia で insect hotel を調べてみました。
インセクトホテルによく使われている材料は、
石や木材
丸太やバーク(樹皮)
アシや竹の束
大きさや形状の異なる素材を組み合わせて配置することにより、様々な種類の虫たちを惹き付けるスポットになるようです。ふむふむ。
例えば・・・
●単独行動性のハチには:
異なる大きさで穴の開けられた丸太や幹。石材でも良い。雨水が入らないよう、わずかに傾ける。
穴は貫通させず、入り口はデリケートな身体を傷つけないよう滑らかにしておく。
温かい南向きが好ましい。
束ねたり、古い空き缶に入れたアシや竹も、単独行動のハチに適している。
●チョウには:
冬眠するチョウたちは、家屋や小屋の裂け目、あるいは落ち葉の中といった閉じた場所を好む。
●テントウムシには:
大きなグループで冬眠することを好む。小枝を詰め込んだ、オープンな木箱が彼らを惹き付ける。
こういったことを元に、材料を集めていくことにします。
レンガや植木鉢の破片などは、粗大ゴミの集積場をチェックしていれば見つかりそう。もちろんホームセンターに行けば、買えます。
板や木の枝も問題ない。
樹皮は、山に行けば倒木から採れそう。
ワラは、秋になれば近所の田んぼにある。
でも小型サイズの竹、アシって、どこで手に入るのだろうか。むむむ。
道具類では、穴開け用のドリルが必須ですね!
下の動画は英語ですが、虫ホテルがどういったものか参考になると思います。
こちらはフランス語ですが、作り方が分かりやすい。
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