冬越しのために室内飼育していたメダカの稚魚たち。飼育、といっても発泡スチロール容器を室内の窓際に置いて放置していただけなのですが、元々グリーンウォーターだった飼育水が黄色く変化してしまいました。
この水・容器で飼い続けるメリットもないですし、春が訪れて屋外でも問題ない水温となってますので、屋外のトロ舟ビオトープへと引越しです。
水合わせ
メダカなどの魚を別の容器に移す際、気をつけねばならないのが水質の急激な変化です。
飼育水は容器によって異なっていますから、いきなり移動させるとショック状態となり、最悪の場合は命を落としてしまう。
上の写真は左が元の飼育水、右が引越し先の飼育水のpH(ペーハー)を検査薬で計ってみたものです。
左はやや青みがかっているので pH9~9.5あたりのアルカリ性、右は黄緑なのでpH7~8あたりの中性~弱アルカリ性くらいになってます(分かりにくい写真で申し訳ない)。
緑の水に比べると、黄色の水はアルカリ度が弱かったです。とはいえ、pHが1.5~2ほど違う。手間はかかりますが、新たな環境の水に慣らしていく必要があります。
水を足し、待つ。の繰り返し
ということで、引越し方法ですが。
元の飼育水に引越し先の水を足し、しばらく待ってはまた足すことの繰り返しです。こうすることで、メダカは少しずつ新しい水に馴染んでいきます。
プラケースなどに元の飼育水を半分ほど入れ、そこに稚魚も入れます。この時、網よりもカップなどを使って捕まえるほうが魚への負担が少なく済みます。
次は稚魚の入ったプラケースを、引越し先の容器内に入れる。まずは水温を合わせておきましょう。
30分~1時間ほど放置したら、水を足していきます。いきなり多くは足さず、3分の1ほどにします。そして再び、30分ほど待つ。
これを繰り返し、プラケース内の水がほぼ引越し先の水になるまで行けば完璧。そこまでせずとも、8~9割混ざれば大丈夫でしょうか。
水を足しているうちにプラケースから溢れてくるので、その分は外に捨てます。
水合わせが終わり、新しい飼育容器で泳ぐ稚魚。
ここには大人たちもいるので最初はドキドキでしょうし、さっそく追いかけられたりもしてましたが、暮らしやすさはこちらがずいぶん上のはず。
元気に大きくなってほしいです。
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