【メダカビオトープ】水生植物を植えると良いこと5つ

屋外でメダカを飼育する際、多くの場合は植物を植えます。
睡蓮鉢であれタフ舟であれ、植物があるとないとでは雰囲気が全然違ってくる。緑の草の間をメダカが泳ぐ様は、疲れた現代人に癒やしをくれますよね。

しかし水生植物には実は、僕たちを楽しませる以外にも重要な役割があります。メダカたちが健康に生きるための環境作りです。

具体的なメリットは、主だったところでは次の5つです。

  • 生態系ができて水質安定
  • 酸素を作る
  • メダカのストレス軽減
  • 日陰となり、水温上昇を和らげる
  • 産卵場所になり、稚魚を隠す

水換え不要の環境になる

水生植物の働きとして一番重要なのは、植物が生長するために水中の栄養分を吸収してくれることです。

メダカは生き物ですから、排泄物を出します。餌の食べ残しが出れば、水底に溜まっていきます。
それら不要で有害な物質を土や砂利に住むバクテリアが分解し、できた硝酸塩を植物が養分として吸収する。

この生物濾過の仕組みができれば、睡蓮鉢など容器内の限られた水でも水質が安定し、しんどい水換えがほぼ不要になります。

酸素を作る

水中に葉を広げる植物は光合成によって水中の二酸化炭素を吸収し、酸素を供給してくれます。

メダカの匹数が増えると酸素濃度が下がり、呼吸困難になる場合もあるので、植物の作り出す酸素は役立ちます。

メダカのストレス軽減

メダカは植物の陰が好きです。
直接話を聞いたわけではないけど、きっと好き。
人が何にもない空間よりも木々のある公園で落ち着くように、メダカたちも植物のある自然に近い環境が落ち着くでしょう。

植物があることで、隠れ場所にもなります。メダカもヌマエビたちも、よく植物の陰にいる。
ストレスの少ない環境のほうが病気になりにくく、健康で長生きします

ひょっとすると日本に昔から生えている植物を植えた方がメダカたちの心地よさも増すんじゃないかなと思い、僕は地域の植物をできるだけ使ってます。

夏の水温上昇を和らげる

メダカは日光が大好き。でも夏場の直射日光による水温上昇は、メダカにとっても酷です。いくら38℃といったぬるま湯状態でも生きられるメダカとはいえ、厳しい環境。

その水温上昇を和らげ、緩やかにしてくれるのが、水辺の植物や浮き草が生み出す日陰です。

オモダカ類やカヤツリグサ科の植物(サンカクイ、ホタルイ、マツバイなど)、アシなどが茂っている水辺はメダカたちに優しそうです。

産卵床や稚魚の隠れ場所になる

水生植物は、メダカの産卵床になります。
浮き草のホテイソウが有名ですが、メダカたちが身体をこすりつけられる植物なら大丈夫。
沈水性のマツモやカボンバもよく使われています。

また、こういった植物たちは、水面近くで暮らすメダカの稚魚たちにとって良い隠れ場所になります。

とりあえず食べられそうなものは口に入れるメダカは、稚魚も見付け次第食べようとします。
成魚と稚魚を同じ容器内で飼う場合、浮き草の根や水草は稚魚を守ってくれます(広い容器でないと、それでも生存率は下がる)。

水生植物を植える注意点

メリットたくさんの水生植物ですが、注意点もあります。

それは、種類によっては成長スピードが非常に早く、水面や容器を埋め尽くしてしまうことです。
浮き草は特によく増えます。
水面を覆ってきたら、ためらうことなく間引いていきましょう。

特に厄介なのは、他の草などに混じってやってくる、米粒大のウキクサ・・・ 1粒ならかわいいし良いや、と油断すると手が付けられなくなります。

デンジソウやウォーターマッシュルームなど、地下茎で増えていく植物も繁殖力が強い。根が広がりすぎないよう、鉢などに植えるのもいいです。

【メダカビオトープ】巻き貝、タニシはもちろんスネールだってお役立ち

メダカを飼育する時、容器に水だけを入れていると諸問題が発生します。

メダカの食べ残しやフンが水底に溜まり、腐ることで水質が悪化するからです。

そこで重要になってくるのが、植物と巻き貝の存在です。
水生植物についてはまた別のページで取り上げていますので、こちらでは巻き貝について見てみましょう。

巻き貝の役割

メダカを飼うとき、難しいのが餌の量です。

水生植物があり、土があり、日光が当たる場所にて少ない匹数で飼育している場合、容器内には様々な微生物が棲んでいるためにメダカは餌なしでも生きていけます。

でも完全に無給餌だと痩せていくので、卵をたくさん産んでもらうためにも餌を与える。

難しいのはその加減で、餌に群がってくる姿がかわいいのでつい多く与えてしまうんですよね。

それで食べきれずに残った餌が水底に溜まり、腐って水質を悪化させる。
食べ切った場合も、メダカのフンで水は汚れていきます。

この食べ残しやフンをきれいに食べてくれるのが、巻き貝たち。貝によっては悩ましいコケも食べてくれるので、一石二鳥です。

嫌われ者のスネールだが

熱帯魚やメダカを飼っていると、どこからともなく自然と発生してくるスネールと言われる小さな貝たち。
モノアラガイサカマキガイがよく発生します。

大量発生することが多く、見た目が苦手という理由で、水槽飼育では特に厄介者として駆除対象になります。

しかしスネールたちは餌の食べ残しやフン、生体の死骸を食べてくれます。
ではスネールのフンは、というと水生植物の栄養として植物が処理してくれ、バクテリアの繁殖を進めてくれたりもする。

つまり、スネールがいることで水質は改善されるわけです。

スネールが大量繁殖する条件

スネールが嫌われる大きな理由は大量発生することです。
雌雄同体で2匹いれば卵を産み、どんどんと増えていく。水質がアルカリ性に傾くと、スネールは増えるそうです。そしてカルシウム分が溶けている硬水であること。

逆に弱酸性であれば繁殖スピードは落ち、大量発生することはない・・・貝だけに貝殻が必要ですが、酸性だと殻が溶けやすいんですね。

赤玉土を底土に使っていると弱酸性になりますから、そのせいかうちのホームビオトープでスネールが大量に出たことはありません。

タニシは水を浄化する

スネールは餌の食べ残しやメダカのフンを食べることで水質の改善に一役買ってくれます。

それに対し、水質を浄化してしまうのがタニシさんです。

タニシは水中を漂っている藻や植物プランクトンを好んで食べるのですが、体内で水を濾過しながら食べるので、水が浄化されるんですよね。

植物プランクトンで緑になったグリーンウォーターにタニシを数匹入れると、透明にしてしまうほどの濾過力。
さらにコケも食べてくれる。

タニシは大量発生しませんし、是非とも導入してほしい生き物です。

【メダカビオトープ】丈夫な日本メダカはこんな魚 ― 知ってると役立つ飼育知識

最近、メダカ飼育が人気です。
僕の周りにもメダカを飼っている人はたくさんいて、「えっ、あなたも」という事がしばしばあります。

その人気の理由は、かわいらしさと同時に、丈夫で飼いやすく繁殖もしやすいからでしょう。

でもメダカを飼っている身近な人たちとメダカトークをしてみて感じるのは、さほどメダカという魚のことや適した飼育環境について知らないということ。

メダカは丈夫な魚ですが、特徴などを知っている方がより元気に飼育できますので、まとめてみました。

古くから日本に住んでいる

日本では江戸時代から観賞魚として親しまれてきたらしく、近年の農地改良によって用水路がコンクリートで固められてしまうまでは、そのあたりの小川に普通に見られたそうです。

童謡『めだかの学校』に歌われるくらいですから、日本人の生活に馴染みが深い。

つまり、日本の気候に適応しており、水温や水質などさほど気にすることなく飼うことができます

水道水をバケツなどに汲み置きし、消毒用の塩素が消えてから飼育水にすれば良いです。

流れの緩やかなところに住む

メダカが生息するのは、流れの緩やかな小川や用水路、田んぼなどです。速い流れは好みません。

瞬発力は高いのですが、持続力が弱いんですね。
じっと休んでいられる環境がメダカには必要です。

コンクリートで固められ、雑草も抜かれてしまう用水路では水が淀むことなく一直線に速く流れるため、メダカたちは暮らせない。

睡蓮鉢や水槽のような流れのない器はメダカの好む環境で、あえて水流を作る必要はありません。

幅広い温度で生きられる

メダカは古来、日本の気候風土のなかで生きてきました。水面が凍ってしまう冬も、うだるような夏も、この列島で生きてきた。

だいたい2℃~38℃くらいの温度耐性があるようです。
なのでヒーターを使うことなく屋外で冬を越すこともできます。

ただし2℃や38℃でも快適に暮らせるわけではなく、水温が低いと活動が低下しますし、高すぎると食欲が落ちる。

冬は少しでも暖かい場所に容器を移動させたり、夏はヨシズなどで日陰を作るなどの配慮をしてあげましょう。

水温の急激な変化には弱いので(最悪の場合は死亡)、別の容器に移す際は水合わせが必要です。

寿命は3~4年

自然界でのメダカの寿命は、1年数ヶ月ほどだそうです。
しかし飼育環境においては2~4年は生きているように思います。長ければ5年ほども生きるとか。

次々に死んでしまう場合は、水や飼い方に問題があるので対策を取りましょう。

  • 春:活動開始、産卵のための身体作り
  • 夏:活発に動き、産卵も盛ん
  • 秋:産卵が止まり、冬越しの準備
  • 冬:活動停止、冬眠状態に

胃はない

メダカは雑食性で、ミジンコやボウフラのような小さな生き物から植物性プランクトンまで口に入るものならたいてい食べます。

稚魚も食べます。

歯は口ではなく、喉にあるらしく。喉で噛み小さくされた後は食道を通って腸へ送られます。胃はないんですね。

つまり、メダカは食いだめができない
餌は一度にたくさん与えるのではなく、少しずつ何度かに分けて与えるのが良いです。

また、消化は水温と関係が深く、低いときは時間が長く必要になります。
秋から冬にかけて水温が下がると消化不良になりやすいので、餌は控えめにしましょう
(屋内飼育で水温が低くなければいつもどおりでOK)

産卵は春から夏にかけて

メダカは変温動物なので、秋から冬になって水温が下がると活動は低下。水底でじっとしてエネルギーを節約してしのぎ、春を迎えて暖かくなると活発に動き出します。

水温が20℃あたりになると、産卵を開始です。
より盛んになるのは、23℃~25℃あたり。

オスとメスが揃っていれば、毎日おなかに卵をぶら下げたメスを見かけることになるでしょう。
繁殖はとても容易です。

日光が好き

メダカは極端な話、コップくらいの水の入った容器があれば生きていけます。
ただし、飼育の難易度はとても高くなります。
初心者ほど、大きめの器を使い、屋外で飼うのが良いんじゃないかと思います。

小川や田んぼで生きてきたメダカは、屋外で飼う方が健康で長生きします。活発に動き、体色も良くなる。日光がメダカの体調を整えるからです。

屋外で水生植物を植えた容器で飼うことによって、水質も浄化されて安定します。
真夏の水温上昇を考えれば、午前中だけ日光が当たる屋外が理想的です。

 

【メダカビオトープ】メダカを元気に飼うためのポイント4つ

メダカは小さな身体にかかわらず丈夫で飼育がし易く、飼育容器と水さえあれば飼うことができます。極端な話、バケツに水を張ってメダカを入れれば飼えます。

しかしそれだけでは、メダカたちが元気に長生きするのは難しい。飼い方に問題があり、次々に死なせてしまうこともあります。

メダカが元気で長生きするためのカギとなるのは、なんといっても水です。良い水を保てればメダカは元気ですし、水質が悪化するとメダカは病気になったり、死んだりする。

メダカを元気に飼うためのポイント、それは水を良く保つためのポイントとほぼ同じです。

  • 餌を与えすぎない
  • バクテリアと水草
  • メダカをたくさん入れすぎない
  • 愛情をもって注意深く

餌を与えすぎない

餌は、ついたくさん与えてしまいます。
普段は用心深く物陰に隠れているメダカも、餌の時間は食欲が上回るので表に出てきて、懸命に餌をついばむ。
その様子がかわいく、「もうちょっと」「もうちょっとだけ」と与えてしまうんですよね^^;

メダカ(やエビたち)の食べ残した餌が水底に溜まっていくと、水質を悪化させます。亜硝酸なる有毒物質が出来てくるそうです。

餌の与え方は
・2分ほどで食べきる量を
・1日に数度に分けて与える
ホームビオトープなど水草などを植えていて微生物がいる環境なら、メダカたちは何かしら食べているので餌は絶対ではありません。

僕は1日に一度、10秒くらいで食べきる量を何度か入れてます。元気なメダカだとあっという間に食べ尽くしてしまいます。

バクテリアと水草

水質を良好に保つうえで重要になるのは、バクテリアによる水質改善力です。

メダカが排泄するフンや食べ残しは水底に溜まっていきますが、これら有機物は底土に繁殖しているバクテリアによって分解され、後に植物や植物プランクトンが栄養として吸収します。

このバクテリアによる分解と植物による吸収が上手く機能していれば、水換えなどの必要はほとんど必要なくなる

バクテリアの繁殖しやすい環境を用意する=底土を入れて水生植物を植えることがメダカが元気で暮らすためのポイントです。

メダカをたくさん入れすぎない

メダカを多く入れすぎると、水は汚れやすくなります。これはイメージが沸きますよね。
生物が限られた空間内で暮らす場合、密度が高いほど環境は悪化しやすい。

メダカが増えると必然的にフンも増え、食べ残しも含めた有機物の量がバクテリアの分解能力を超えれば、分解されなかった有機物は水中で腐敗して水を汚します。

また、小さな容器でたくさんのメダカを飼育すると、水中の酸素が不足してしまうようです。

密度は高すぎない方が、生物は健康に生きていけます。
飼育容器は大きなものを使う方が、飼育難易度は下がります。

愛情をもって注意深く

そのままです^^
愛情をもって接していると、メダカは飼育者に近寄ってくるようになります。これがまた嬉しいんですよね。

【メダカビオトープ】メダカが元気で暮らせる水を準備する

小さくてかわいく、人気のメダカ。
日本に昔から暮らしていたことで気候風土にも合っており、様々な環境にも適応してくれることから、丈夫で飼いやすい魚です。

しかしメダカが元気に長生きするためには、覚えておくべき点が幾つかあります。

特に重要なのは、メダカにとって命といえる飼育水。この水を良い状態に保つことが、メダカが健康に暮らすためのカギになります。

飼育水は水道水でOK

メダカを飼育するための水は、ふつうの水道水でかまいません。

日本の水道水は殺菌がされているので、メダカを飼うのに向いている。ただし殺菌のためにメダカにとって有害な塩素(カルキ)が含まれていますから、これを取り除くために「汲み置き」をしましょう。

僕は屋外のバケツやジョウロに汲み、少なくとも1日おいてから使うようにしています。2~3日おくとより安心です。

急ぎの場合は、市販の塩素中和剤を用いることで、すぐに利用できるようになります。

夏も冬も飼育水は自然に減っていきますので、足し水のためにも、常にバケツに水を汲み置きしておくのが良いです。

(※汲み置きする水にボウフラが出た場合は、メダカの新鮮なエサになります^^)

バクテリアがいることで長生き

水道水を数日汲み置きすることで、メダカが生きていける水はとりあえず作れます。

しかしそれだけでは、メダカが元気に長生きする水にはなっていません。
メダカのフンやエサの食べ残しを分解・浄化してくれるバクテリアが、まだ水中にいないからです。

メダカのフンや食べ残しは、水底に溜まっていきます。尿に含まれるアンモニアも、生物には有害です。

これら水質を悪化させる有機物を、水草の栄養分になる硝酸塩へと分解してくれるのが微生物のバクテリア。
メダカがすぐに死んでしまうという方は、このバクテリアの繁殖が上手くいっていないのだと思います。

バクテリアがいるといないとでは、メダカ飼育の難しさは全然違ってきます

飼育水を一気に全部換えたりしてしまうと、せっかくのバクテリアも一緒にいなくなってしまうので、水換えの際は1/3くらいずつするようにしましょう。

底床のおすすめは赤玉土

バクテリアを繁殖させるためには、凹凸のある底床(底土、底砂)を用います。おすすめは赤玉土です。

大きな容器にたっぷりと水を入れ、赤玉土も多く入れた方が水質は安定し、手入れが少ないのにメダカが元気な水となります

バクテリアが十分に繁殖するためには1週間ほど必要ですので、メダカを連れてくる前に準備をしておきましょう。

大型睡蓮鉢に大目の赤玉土を入れてメダカを飼う、これは Aquacat さんの受け売りなのですが、たしかにそういう飼い方のメダカたちは元気に暮らしています。

【メダカビオトープ】うちで植えている水生植物(水田雑草)

トロ船、睡蓮鉢でメダカを飼育するビオトープを作る場合、水生植物を植えます。見た目が良くなりますし、水の中にある栄養分を吸収して育つことで水質浄化が期待できるからです。

  • 見た目が良くなる
  • 水質浄化
  • メダカが隠れ家となり喜ぶ

一石三鳥ですね^^

うちの大型睡蓮鉢とトロ船に植わっている植物を紹介します。

ビオトープの植物といえばスイレンが代表格ですが、ちょっと僕の趣味とは異なる。雑草といわれるような、素朴なタイプが好みなのです。

大半は、近くの田んぼやあぜ道で採取してきたものです。欲しかったけれども見つからなかったものは、ショップで購入しました。

水田雑草たち

メダカビオトープをするようになってからは、近所の水田の様子にすごく敏感になりました。以前は素通りしていた田んぼに、何が生えているのか気になって仕方がない(笑)。

初夏の頃に採取したのはこれらの草、いわゆる水田雑草と呼ばれる草たちです。

オモダカ

わりとよく見かけました。そして何本かをいただき、植えてみました。

矢尻のような独特な形の葉が特徴。時折咲かせる小さくて白い花が可憐です。

コナギ

代表的な水田雑草です。
葉の形はたまご型だったり、ハート型だったり。ミズアオイ科ということで、夏頃にホテイアオイに似た青紫の小さな花を咲かせます。

これらオモダカとコナギは、最初見付けた時は「これか!」と心弾んだのですが、すぐに珍しくもなくなってしまいました。

セリ

春の七草の一つで、七草がゆとして食用になるセリ。近所の田んぼで見付けたのですが、おそらくセリで合ってると思います。

コナギやオモダカより、こういう姿形の草が好きです。

セリは非常に丈夫で、根っこさえあれば芽を出すようで・・・ 茎を横に伸ばし、根を生やし、範囲を拡大していきます。油断すると群生するので、注意が必要なようです。

今年は夏に採ってきましたが、大きくはならず。来年どうなるか、楽しみでもあり怖くもあります^^;

ヘラオモダカ

水田や湿地に発生する雑草ですが、うちの近所では全然見かけませんでした。よってショップで購入。
葉が矢尻型のオモダカより、その名のとおりに平たいこちらヘラオモダカの方が好みです。

ナガバオモダカ

こちらはヘラオモダカに葉の形が似ていますが、北アメリカ原産の外来種。
非常に繁殖力が強く、地下茎を延ばして増えていきます。

ホームセンターで売れ残りを値切り、大特価で買ってきたのですが(200円くらい)、しばらく放置した後に植えようと土を取ってみたら、小さな株がうじゃうじゃ出来ていました。怖いくらい(笑)

繁殖力の強さゆえ、捨てられたものが帰化して固有種を駆逐してしまいますので、絶対に流出しないように注意する必要があります。

たっぷり増えても良いように、メインの大型睡蓮鉢とはまた別の睡蓮鉢に植えました。どれくらい生い茂るか、来年が楽しみです。

トチカガミ

田んぼには生えておらず、購入。
丸みを帯びたハート型のような葉。横に茎を伸ばして広がり(ほふく茎というそうです)どんどん増えて水面を覆います。葉の裏に気嚢(きのう。浮き袋)があるのが特徴です。

7~10月に白い花を咲かせるそうですが、うちではまだ見たことがありません(汗)。

ウリカワ

近所の田んぼに群生していたので、数株をいただいてきました。白い花がかわいい。多くの県で絶滅危惧種に指定されているようです。

オモダカ科で、背丈もあまり大きくならずにホームビオトープで使うには優れた植物。今年はちょっと邪険に扱ってしまったので、来年は丁重にお迎えしようと思います。

ウキクサ

他の植物に付くなどしていつの間にやらやって来て、あっという間に水面を覆い尽くす米粒ほどの小さな草です。

あるだけで田んぼっぽくなるので、そういう環境を再現したいなら別ですが、一度増えてしまうと取り除くのは困難。
最初から入れない方がいいですし、見付け次第取り除くことをおすすめします。

上の写真では、少し大きめのアマゾンフロッグピットもよく増えます。

雑草たち

ホームビオトープの一部に土を盛り上げ、湿った土手を作ると、異なった種類の植物や生き物が暮らすエコトーンができます。

うちの大型睡蓮鉢ではエノコログサやタデ、チドメグサ、カタバミなどを自宅庭やそのへんの空き地、側溝から取ってきて植えています。

エノコログサ

いわゆる猫じゃらしです。なんか好き。
根元が水に浸っていても、枯れません。

タデ

タデもなんか好きです。
ピンクの花が控えめでかわいく、ホームビオトープのアクセントになります。

チドメグサ

近所の側溝で、コケと一緒に生えていたものを採取。自宅環境では勢いを落としますね・・・。

あぜ道で採取してきた草たち

好みの雑草が各種育っているあぜ道があったので、幾つかもらってきました。

そのうちの何割かはバッタに食べられてしまったので、側溝で採取した苔を植え付けています。

【メダカビオトープ】2018年版:好きな水草(雑草)3つはこれ

大型睡蓮鉢でメダカを飼育しようと思った大きな理由の一つは、自然に似た風景を作れることでした。

土を盛って植物を植え、水際の様子を小さいながらも再現できる。
近所の田んぼへ行ったりして草をもらい、見つからなくて欲しいものは買ったりしながら、自分なりのビオトープを作ってみました。

水草は、最初はわりと闇雲に集めていたのです。
しかし徐々に自分の好みが分かってきた。
そこでここでは2018年度版、好みの水草(雑草)トップ3を発表します!どうでもいいと仰らず(笑)よければ見てください。

デンジソウ

ある方々のご厚意で頂いたのがデンジソウです。
四つ葉のクローバーのようなかたちをしていて、「田」の字のようだから「田字草=デンジソウ」。

かつては普通に見られた水田雑草とのことですが、除草剤などで激減、絶滅危惧種になってるみたいです。
園芸種は専門店で販売されていますね。

除草剤には弱いけれど繁殖力は強く、一株あれば地下茎を横に這わせてどんどん増えていきます。ひと夏あれば、水面を覆う勢いです。

魅力は、その葉の形のかわいさ。
姿から想像がつきませんがシダ類だそうで、花を咲かせることはないのですが、その控えめさがかわいい。
水面を葉が覆うことで、メダカたちの隠れ場所になります。

注意点は、増やしすぎたくない場合は地下茎の延びをチェックしてカットする必要があることです。

タデ

ことわざ「タデ食う虫も好き好き」のタデ(蓼)。
水草でもなく、園芸種でもなく、そこらへんの空き地や道ばたに他の草たちといっしょに自生しています。

このタデの有り様、小さなピンクの花をひっそりと咲かせる姿がとても好きで。Aquacat さんが睡蓮鉢に植えているのを見て、僕も導入しました。
採取場所は、自宅の庭です(笑)。種類はイヌタデでしょうか。道ばたで見付けるものほど、背丈は伸びていません(10cmほど)。

乾燥した土地に生えているのですが、湿気があるとダメかというとそうでもなく、常に水気を含んだ土に植えても枯れることなく育っています。
ピンクの花が良いアクセントとなりますね。

1年草なので11月頃になると枯れますが、こぼれ種からまた来年も花を咲かせてくれるでしょう。

名前不明(苦笑)

名前が分かりません(苦笑)。
田んぼのあぜで採取してきた、よく分からない草です。花を咲かせたところもみたことがない。
でも赤い茎や葉っぱの形、すらりとした全体ラインがとても好みで、植えて良かったと思ってます。

どうでしょう。
秋になると、少し紅葉もします。

名前をご存じの方がおられましたら、ぜひ教えてくださいませ。

これらが植わったビオトープ鉢が、こちらです。
大型睡蓮鉢に近所の田んぼで採取してきた植物を植えると、メダカたちも心なしか元気に泳いでいる感じがします。
緑を見ていると、心も癒やされますしね。

あなたも挑戦してみてください。

【メダカビオトープ】稚魚の冬越しをグリーンウォーターで挑戦する

メダカの飼育に向いているグリーンウォーター。
エサになる植物プランクトンが大量にいることで、人口飼料が口に入らない小さな稚魚(針子)が暮らすのにとても向いている水です。

このグリーンウォーターは、メダカの冬越しにも向いているらしく。小さなメダカたちはこのグリーンウォーターで冬越しさせようかと思っています。

グリーンウォーターは冬越しにも良い

季節も11月中旬、風も水も冷たくなってきました。
トロ船で飼育しているメダカたちは、ちょっとした防寒の工夫をする予定。
大型睡蓮鉢はそのままで頑張ってもらいます。

ここは兵庫県南部ですし、大人メダカはなんとか冬を乗り切れる。メダカは寒さに強い方で、0℃でも頑張って生き延びてくれます。

問題は初秋に生まれて大きくなっておらず、十分な体力のない稚魚たちです。
自然淘汰を仕方なしとしないのであれば、守ってあげなければならない。1cmに満たない針子たちは越冬中に力尽きるといわれています。

水温が15℃を下回る頃から、エサを食べる量が減ってくるメダカたち。
10℃を切ると活動自体が鈍くなり、エサも食べなくなります(消化能力が低下)。でも絶食するわけでなく、冬でも多少の食べ物は摂取します。

冬越しにもグリーンウォーターが良いのは、水中に消化の良い植物プランクトンがたっぷりいることで、寒くて水底でじっとしている間も無理なく栄養を取り込めるからです。

水温変化が少なくなる大きめの容器でグリーンウォーターを作り、冬越しさせることでメダカの生存率は高くなります。

引っ越させるか、迷う

11月中旬・薄曇りの日・正午過ぎの稚魚用発泡スチロール容器の水温は水底付近が17.0℃、浮いてるホテイアオイ下は17.7℃でした。

隣りにある、同じく日当たりの良い大型睡蓮鉢は19.1℃。さすがに水量があるので高いです。

迷うのは、
■ 大きくて水温変化の少ない睡蓮鉢に移すのか
■ 小さいけれど栄養たっぷりのグリーンウォーター容器でいくのか

もっと大きくて深い発泡スチロールにしておけばよかった、と悔やんでも時は遅し。

おそらくは小さなグリーンウォーター容器を、室内に入れるんじゃないかな… と思います。
1cm程度に育っている子は、大型睡蓮鉢に移すかもしれません。

まだ水温が17℃あり、メダカたちはエサを食べるので、今のうちにできるだけ栄養を蓄えてもらい、身体を大きくさせて冬に臨む。
水質が悪化しないよう、やり過ぎないようにしないといけません。

【メダカビオトープ】グリーンウォーターで困ったこと

メダカの飼育に良いといわれているグリーンウォーター。実際に作ってみて、メダカの赤ちゃんを育てるには良い水だと思いました。

水のなかがエサ(植物プランクトン)だらけなので、給餌不要。メダカが元気に育つ。水質も安定。良いことずくめなのですが、悪いことがないってワケでもないんですよね。

まず、透明度が低いのでメダカが見えにくい。
少し潜ると、すぐ姿が消えます。

そして昼間は光合成をして酸素を供給してくれる植物プランクトンだけれど、夜間は逆に呼吸で酸素を消費するので、多量に発生すると酸欠になる。

もうひとつ予想外だったのは、ものすごくアルカリ性になることでした。

  • メダカが見えにくい
  • 増えすぎると夜間に酸欠状態を起こす
  • とてもアルカリ性

グリーンウォーターはアルカリ性

グリーンウォーターがアルカリ性だと知ったのは、偶然でした。
なんとなくpHを計ってみたら、検査液が見たことのない色を示したんですね。

「なにこれ!?」と驚愕しました。

赤玉土を使っている睡蓮鉢では水は酸性寄りになるので、検査液はだいたい中性~弱酸性(黄緑~黄色)です。

それが藍色(苦笑)。pHは10.0くらい行ってますよね。

よくこんなアルカリ性で元気に暮らしているな・・・ 生まれた時からこの水だと、適応してしまうんでしょう。

でも別の容器に移す場合の水合わせは、とても時間がかかります。
稚魚は生後1ヶ月くらいになると、もう成魚に食べられない大きさになります。それで引っ越しをするのですが、pHショックを起こしてしまうので簡単には移せません。

プラケースに入れて1/3ずつ水を入れ換え、入れ換え、結局2日ほどかけて同じpHにしていきました。最後はもう透明でした。

【メダカビオトープ】メダカの赤ちゃん用にグリーンウォーターを作る

メダカの飼育に良いといわれるグリーンウォーター。僕が関心を持ったのは、初めて稚魚がかえった時でした。

針子と呼ばれる、生まれたての稚魚はとても小さいので、成魚用のエサは小さくすりつぶさないと食べることができない。

せっかく生まれた針子たちが餓え、次々に☆にしてしまったことが何度もあったのです。

針子たちの生存率を高める方法はないのか。調べた結果、グリーンウォーターが良いということで早速作ってみることにしました。

グリーンウォーターって何?

グリーンウォーター。緑の水。
その名が示すとおり、植物プランクトンが大量に発生・繁殖し、緑色になった水のことです。

畑に置いてある水瓶の中の、緑になった水。
ため池の緑の水。
流れがなく、陽の当たる場所に溜まっている水は、よくこのグリーンウォーターになっています。
あまりキレイな印象のない水ですよね(苦笑)

空気中には植物プランクトンが漂っているので、溜置かれた水には植物プランクトンが暮らすようになります。
そこが日光が当たり、植物プランクトンを摂取するものが少ない場所なら、光合成を行いつつどんどん増えていく。大量に繁殖すれば、緑水の完成です。

温かい春以降なら、10日~2週間もあれば良いグリーンウォーターになります。

どうしてグリーンウォーターがメダカに良いのか

グリーンウォーターがメダカを飼ううえで良いのは、植物プランクトンがメダカの餌となるからです。

稚魚だけでなく、成魚メダカも植物プランクトンを食べて生きています。わざわざ人工のエサを食べずとも、エサの中で暮らせれば、成長も早く元気になりますよね♪

それに植物プランクトンは“植物”というだけあって、バクテリアがアンモニアを分解した時にできる硝酸塩をエサとして増えます。
水質の浄化にも役立ってくれるので、少しずつ水換えをしたり足し水をしていれば、メダカが暮らしていくことが可能です。

いいことだらけですね。

室内の水槽で育てるより、屋外のグリーンウォーターの方が早く大きくなりますし、生存率も上がります。

グリーンウォーターの作り方

ではさっそく、グリーンウォーターを作ってみましょう。

方法は簡単。
水を容器に汲み、日光の当たる場所に置く
そして待つ。
以上^^

ポイントは植物プランクトンがしっかりと光合成を行えるよう、太陽の光が当たる場所に容器を置くことです。ここ、重要。

また、植物プランクトンが増えるための栄養素を食べてしまう生体がいる場合は、エサがないのでなかなかグリーンウォーターにならないようです。

赤玉土や砂利が多くあるとバクテリアが増え、植物プランクトンを食べてしまうので、グリーンウォーターを作る場合は入れません。

水草も植物プランクトンのエサとなる硝酸塩を吸収してしまい、グリーンウォーターになりにくいようです。僕の経験では、小さなホテイアオイくらいなら緑になりました。

あとはそう、水温です。
植物プランクトンは水温が低くなると増えにくいので、春から秋くらいでないと出来てきません。

  • 光合成のために日光に当てる
  • 水草は入れない
  • 濾過材(赤玉土、砂利など)を入れない
  • 低くない水温

プラスティック製の容器に水を入れ、日光の当たる場所に置きました。何故か少量入れてしまった赤玉土(汗)

同時に卵も入れてあるので、孵化する前にグリーンウォーターになってくれるよう祈っての立ち上げです。

約2週間後です。だいぶグリーンウォーターになってきました。針子も次々に生まれています。

約3週間後。立派なグリーンウォーターになり、針子たちも元気に育っています。
容器の色が濃いので、緑も濃く見えます。
実際、少し濃いめかも。もう少し水換えをした方が良かったように思います。

実はこのグリーンウォーターで飼育していた針子たちのうち、おそらく半分くらいは☆にしてしまいました(涙)ごめんな。

原因は濃くなりすぎたことによる夜間の酸欠?
別の容器でもグリーンウォーターを作っておき、大きくなった稚魚から引っ越しするなどした方がよかったかもしれません。
来年への課題です。