トロ船、睡蓮鉢でメダカを飼育するビオトープを作る場合、水生植物を植えます。見た目が良くなりますし、水の中にある栄養分を吸収して育つことで水質浄化が期待できるからです。
- 見た目が良くなる
- 水質浄化
- メダカが隠れ家となり喜ぶ
一石三鳥ですね^^
うちの大型睡蓮鉢とトロ船に植わっている植物を紹介します。
ビオトープの植物といえばスイレンが代表格ですが、ちょっと僕の趣味とは異なる。雑草といわれるような、素朴なタイプが好みなのです。
大半は、近くの田んぼやあぜ道で採取してきたものです。欲しかったけれども見つからなかったものは、ショップで購入しました。
水田雑草たち
メダカビオトープをするようになってからは、近所の水田の様子にすごく敏感になりました。以前は素通りしていた田んぼに、何が生えているのか気になって仕方がない(笑)。
初夏の頃に採取したのはこれらの草、いわゆる水田雑草と呼ばれる草たちです。
オモダカ
わりとよく見かけました。そして何本かをいただき、植えてみました。
矢尻のような独特な形の葉が特徴。時折咲かせる小さくて白い花が可憐です。
コナギ
代表的な水田雑草です。
葉の形はたまご型だったり、ハート型だったり。ミズアオイ科ということで、夏頃にホテイアオイに似た青紫の小さな花を咲かせます。
これらオモダカとコナギは、最初見付けた時は「これか!」と心弾んだのですが、すぐに珍しくもなくなってしまいました。
セリ
春の七草の一つで、七草がゆとして食用になるセリ。近所の田んぼで見付けたのですが、おそらくセリで合ってると思います。
コナギやオモダカより、こういう姿形の草が好きです。
セリは非常に丈夫で、根っこさえあれば芽を出すようで・・・ 茎を横に伸ばし、根を生やし、範囲を拡大していきます。油断すると群生するので、注意が必要なようです。
今年は夏に採ってきましたが、大きくはならず。来年どうなるか、楽しみでもあり怖くもあります^^;
ヘラオモダカ
水田や湿地に発生する雑草ですが、うちの近所では全然見かけませんでした。よってショップで購入。
葉が矢尻型のオモダカより、その名のとおりに平たいこちらヘラオモダカの方が好みです。
ナガバオモダカ
こちらはヘラオモダカに葉の形が似ていますが、北アメリカ原産の外来種。
非常に繁殖力が強く、地下茎を延ばして増えていきます。
ホームセンターで売れ残りを値切り、大特価で買ってきたのですが(200円くらい)、しばらく放置した後に植えようと土を取ってみたら、小さな株がうじゃうじゃ出来ていました。怖いくらい(笑)
繁殖力の強さゆえ、捨てられたものが帰化して固有種を駆逐してしまいますので、絶対に流出しないように注意する必要があります。
たっぷり増えても良いように、メインの大型睡蓮鉢とはまた別の睡蓮鉢に植えました。どれくらい生い茂るか、来年が楽しみです。
トチカガミ
田んぼには生えておらず、購入。
丸みを帯びたハート型のような葉。横に茎を伸ばして広がり(ほふく茎というそうです)どんどん増えて水面を覆います。葉の裏に気嚢(きのう。浮き袋)があるのが特徴です。
7~10月に白い花を咲かせるそうですが、うちではまだ見たことがありません(汗)。
ウリカワ
近所の田んぼに群生していたので、数株をいただいてきました。白い花がかわいい。多くの県で絶滅危惧種に指定されているようです。
オモダカ科で、背丈もあまり大きくならずにホームビオトープで使うには優れた植物。今年はちょっと邪険に扱ってしまったので、来年は丁重にお迎えしようと思います。
ウキクサ
他の植物に付くなどしていつの間にやらやって来て、あっという間に水面を覆い尽くす米粒ほどの小さな草です。
あるだけで田んぼっぽくなるので、そういう環境を再現したいなら別ですが、一度増えてしまうと取り除くのは困難。
最初から入れない方がいいですし、見付け次第取り除くことをおすすめします。
上の写真では、少し大きめのアマゾンフロッグピットもよく増えます。
雑草たち
ホームビオトープの一部に土を盛り上げ、湿った土手を作ると、異なった種類の植物や生き物が暮らすエコトーンができます。
うちの大型睡蓮鉢ではエノコログサやタデ、チドメグサ、カタバミなどを自宅庭やそのへんの空き地、側溝から取ってきて植えています。
エノコログサ
いわゆる猫じゃらしです。なんか好き。
根元が水に浸っていても、枯れません。
タデ
タデもなんか好きです。
ピンクの花が控えめでかわいく、ホームビオトープのアクセントになります。
チドメグサ
近所の側溝で、コケと一緒に生えていたものを採取。自宅環境では勢いを落としますね・・・。
あぜ道で採取してきた草たち
好みの雑草が各種育っているあぜ道があったので、幾つかもらってきました。
そのうちの何割かはバッタに食べられてしまったので、側溝で採取した苔を植え付けています。
コメント