【メダカビオトープ】側溝からウィローモスを採って植える

冬の寒さも増して、メダカたちの世話も特にすることがない12月末。

メダカ鉢の水辺の土手部分に植えていた苔が枯れてしまい、土が露出していたので(下写真)、ここをカバーするために新たな苔を採ってきて植えることにしました。

うちの近所には苔が生えている側溝が何カ所もあります。苔は種類が豊富で、詳しくないのですが、今回はウィローモスの陸上葉らしきものがあったのでもらってきました。

雑草だらけですね(笑)まあ、それもよし。
これをスペースに合った大きさにちぎったりしながら、配置していったのがこちらです。

水際だけでなく、少し上の方にも植えてみたのですが、このあたりがどうなるか。土は常に水分を含んでいるので大丈夫かな。

別角度。

変化の具合はまた紹介したいと思います。

メダカたちは、日差しがある時は元気そうに泳ぎ回っています。
バクテリアの活動が低下しているのか、水は少し透明度をなくしている感じですね。。

【メダカビオトープ】メダカの屋外飼育に便利な、おすすめの道具

メダカの屋外飼育をしていて、基本の容器や餌とは別に、これはあって良かったなと思う道具が幾つかあります。

屋外飼育なので、メダカ用品メーカーさんのおすすめグッズとは違っているものも数点(^ ^ )これからメダカの屋外飼育に挑戦してみようかと考え中のあなたの参考になれば嬉しいです。

ネット

これは必需品だと思います。
主な用途は、メダカを引っ越しさせる際の捕獲ですが、それ以外にもいくつかの使い途があります。

  • 狭い場所でのガサガサ用に。
  • 汲み置きしている水を足し水する時の、ゴミ取りフィルターとして。
  • 汲み置きしている水に湧いたボウフラの捕獲に。
  • グリーンウォーター容器の底掃除に。
  • 抱卵するメスの一時隔離・採卵場所として。

卵を採る場合は、黒いネットが分かりやすくて良いです。また黒い方が、メダカには見えにくい模様。

水温計

時々使います。
メダカは水温の変化には敏感らしいので、足し水する際はできるだけ近い水温の水を利用します。その際の計測に利用。

僕は使っているのは料理用ですが(笑)十分活躍してくれてます。

スポイト

夏場に活躍。
足し水用に汲み置きしているバケツにはどうしてもボウフラが発生するので、彼らを捕まえるのに便利です。

稚魚飼育のためのグリーンウォーター容器の底に溜まったゴミを取るためにも使える(こっちが本来の使用法?)。

ピンセット

アクアリウムの定番用品。
水生植物を植栽する時に使う、大型のピンセットです。
発生したアオミドロを除去するためにもよく使っています。指が入りにくい、細かい部分の掃除に便利。冬は水に手を入れなくて済みます。

バケツ

飼育容器の水は、季節を問わずに蒸発し減っていくので、足すための水を常時汲み置きしています。

採取してきた植物の一時置き場にも。

土入れスコップ

園芸用のスコップ。少量の水をすくい、他の容器に移す際に使います。
元々は園芸用でしたが、小型のプラスティックケースに水を入れる際に便利でした。

小型のお玉

稚魚を引越しする時、網で捕ると身体に負担がかかるため、お玉で水ごとすくって移します。

プラケース

メダカやヌマエビたちの、一時的な滞在場所に。
川や溝でガサガサして、生き物を捕まえる時の必需品です。容器を引越しする時の、水合わせにも活躍します。

稚魚の飼育にも使えますが、大きな容器のほうが難易度は下がります。

魚捕り網

メダカの飼育ではなく、その手前、川での捕獲(ガサガサ)における必需品です。
わりと雑に扱うので、丈夫なものが安心。

【メダカビオトープ】メダカの飼育容器

メダカは様々な環境に適応する丈夫な魚なので、飼育容器の選択肢は幅広いです。

なんならペットボトルでも飼っていける。
僕の知り合いには、平皿で飼育されているイタリアンレストランさんもいます。

水槽、睡蓮鉢、プラスティックケース、タライ、発泡スチロール箱、衣装ケース、プランター etc… 水が漏れない容器であれば、ほぼ飼育可能です。

容器は小さいより大きなものが楽

しかし飼育の難易度、つまり「どれだけ日頃の手間(水換えなど)を少なくしてメダカの死亡率を減らすか」においては、水量が多い方が楽です。

理由は、水量が多い方が水温の急な変化が起こりにくく、水質の悪化も遅いからです。飼育容器が大きいことによるメリットは以下になります。

  • 水換えが不要・または稀(水質悪化がしにくい)
  • たくさんの匹数で飼える(水量が多い)
  • 植物を複数植えられる(広い)
  • エアーレーション不要(表面積が多いことで酸素を多く取り込める)

めだかビオトープ

広々と泳ぐスペースがあり、飼育密度が低く、植物が隠れ場所や落ち着きを与える環境の方が、メダカたちも健康で長生きしますよね。

初心者の時ほど、余裕のある水量で飼育することをおすすめします。

おすすめの飼育容器

メダカの飼育容器で大事なのは、深さよりも広さです。底土を敷けるくらいの深さがあれば、表面積が大きな方が、酸素をたくさん取り込めるからです。

トロ舟

左官屋さんなどがセメントなどを混ぜたりするのに使う、トロ舟(あるいはタフ舟)。
工事現場品質なので非常に丈夫で、5年は保つそうです。地面に埋めてしまえば、さらに耐えて8年ほど?

ホームセンターにて売っているので入手もし易い。
深さもちょうど良く、浅くて広く丈夫、と三拍子揃ったメダカの飼育容器になります。

短所は、かわいくないことですかね。

睡蓮鉢

こちらもメダカの飼育容器として一般的。
ゴールデンウィーク頃から夏にかけて、ホームセンターの入り口周辺に特設コーナーがよく設けられてます。

こちらはデザインが風流なものが多い。玄関先に置けば、おしゃれな水辺となります。

おすすめはチャームさんで販売している、プラスティック製の睡蓮鉢。直径40cmながらも軽量、厚みもあり、さらにお手頃価格というすばらしさです。

発泡スチロール

海産物が入っているような発泡スチロールの箱も、メダカの飼育に適しています。

一番の長所は、保温性に優れていること
急な温度変化には弱いメダカも、発泡スチロール容器ならば温度変化を緩やかにできる。特に冬場はこの容器の良さが発揮されます。

軽さも長所。そして安価。
顔なじみの魚屋さんなら、無料で譲ってくれるかもしれませんし、知り合いにもらえるかもしれません。

一方で耐久性はないので、長期間の利用には向いていない。見た目も、まあ発泡スチロールです。

稚魚の飼育などは、とても向いてると思います。
繁殖用に専用のケースも販売されているので、利用するのも良いでしょう。

タライ

こちらも水を入れて使うことを前提としていますので、水漏れの心配不要、かつ表面積が広く深さもちょうど良い感じです。

チャームさんにはタライっぽくない角型も販売されているので、そちらも良さそう。

日当たりの良い場所

飼育容器の置き場所によって、メダカの健康度は違ってきます。日光の当たる場所で飼っているメダカは、活き活きとしているんですよね。

人と同じで、メダカも日の光に当たることで健康で病気にかかりにくくなります。昼間と夜のメリハリができるのもよい。

水質を安定させる水性植物の成長も促しますし(アオミドロは困るけれど)、日光はホームビオトープの健康な運営に不可欠な要素です。

注意する必要があるのは、夏場の直射日光

夏の直射日光によって水温が30℃を超えることはざらですから、飼育容器を木陰に置く、ヨシズを立てかけるなどして日陰を作ってあげましょう。

午前中だけ陽の当たる場所があれば、理想的です。

 

【メダカビオトープ】2018年12月中旬のビオトープの様子

2018年は大型睡蓮鉢でのメダカビオトープに初挑戦した1年でした。

きっかけは YouTube で Aquacat さんの動画を見たこと。これまでに見たことのない、自然の輝きに満ちたメダカ飼育に感銘を受け、自分もやってみることにしたのでした。

そして夏、秋を終え、現在は冬。
メダカたちの冬越しはまずまず順調な様子なので、うちのメダカビオトープの様子を紹介してみます。

 

12月中旬の大型睡蓮鉢の様子です。
茂っていた植物たちの多くは枯れ、殺風景になりました。水面を覆っていたデンジソウはいなくなり、根っこが春を待っています。トチカガミもそう。

それでもまだ緑をもたらしてくれる植物も幾つかありますね。

水辺のコケたち。
近所の溝から採取してきたコケたちのうち、ビオトープ環境に適応したものたちが残りました。小さな草の芽も出ていますね。

こちらは大きめの川の堤に張り付いていたモスを採ってきて、試しに石に貼ってみたものです。
初秋に半分枯れていたものをもらってきたのですが、水分を得て復活。定着しているので、また採取して増やしたいと思います。

メダカ元気

小春日和でぽかぽか陽気だったこともあり、メダカたちはすこぶる元気そうに泳ぎ回っていました。

あまりに寄ってくるので、誘惑に負けて(?)つい少量だけ餌やり。がっついて食べてました。

じっとしているメダカたちは、体力温存の邪魔をしないようにするのですが、泳ぎ回っているのなら大丈夫だろうとアオミドロ掃除^^。

曇っている日はもう少し大人しい感じです。
1月・2月になって水温が5℃を下回るようになると、もうただじっとしているのでしょう。

タニシ・ヌマエビ

メダカと一緒に暮らしているタニシとヌマエビたち。
タニシは水温が下がると土に潜ってしまうらしく、2~3匹しか見かけませんでした。
ヌマエビは生命維持のためには動き続ける宿命ということで、ところどころで発見。小エビたちはモスのなかで潜んでいるのかもしれません。

以上、12月中旬ですが、わりと暖かい日だったのでメダカたちは活発に動いていました。

【メダカビオトープ】初の越冬を成功させるために注意したこと

屋外飼育されているメダカにとって、試練になるのは冬越しです。

こぢんまりとした睡蓮鉢での冬越しはこれまでにも経験あるのですが、大型容器で冬に臨むのは今回が初めて。

無事メダカたちに冬を越してもらうために注意したことが3つあるので、紹介していきます。
ポイントは
メダカたちに体力をつけてあること
メダカたちの体力を消耗させないこと
です。

変温動物である魚、メダカたちは

体力をつけてあること、体力を消耗させないことが、冬を乗り切るための重要ポイントです。

メダカの活動量は水温で変化する

メダカは魚類、水温によって体温が変化する変温動物です。水温が下がると活動が減り、冬眠状態になっていく。

冬眠とは言っても本当に眠っているわけではなく、水底でじっとして体力の低下を防ぎ、春の到来を待っている状態ですが、大事なのは「活動が低下する」ことです。

メダカの活動に適した水温は、18℃~28℃です。
水温が10℃以下になると餌をほとんど食べなくなります。食べたとしても消化機能が低下しているので、餌を与えるのは控えた方が良いです。

水温が10℃を切ると餌は控える

うちは兵庫県南部にあるので、12月中旬でも天気の良い日の昼間は水温が14℃にまで上がります。

14℃なので元気に水面近くを泳いでいるメダカたち。餌を期待してか、わらわらと寄ってきます。かわいくて、つい少量ながら餌を与えてしまいました(汗)。

冬の餌は、少量でも控える方が無難です。
水温が下がってからの消化不良や、食べ残しによる水質悪化で体調を崩す方が怖いからです。

水質を維持するカギとなる、バクテリアと植物。
水温が下がるとバクテリアの活動も低下していますから、食べ残しの分解力も落ちています。植物も活動を休んでいる。
給餌は水質悪化の原因となります。

もしメダカがなにか食べたくなったら、容器内に残っているコケなどを食べて凌いでくれるでしょう。

冬を越す体力をつけるために、秋にたっぷり餌を与えてきました。乗り切る体力は付いていると信じて見守っていきます。

水温が5℃以下になると、メダカは水底で動かない冬眠状態に入ります。
日当たりの悪い睡蓮鉢のメダカは、昼間でも動かず体力を温存して頑張っています。

刺激をしない、水全体を凍らせない

野生のメダカは水温が下がると流れのない場所で身を潜め、ただじっとして春を待ちます。

じっとして体力の消費を防ぐ。
じっとすることが重要なので、メダカたちの冬眠を邪魔しないようにしましょう。

冬の水換えは行わず、減った水を静かに足すだけに止めておく。体力の落ちたメダカに刺激を与えない、これが大事です。
水底でじっとしているメダカを「生きてるか~」と動かしちゃ、ダメ。
メダカが落ち着けるように、水草や石、流木があると良いですよね。

メダカは水温が1℃でも生きていける、強い魚です。
冬になって水面が凍り付いても、水底でじっと堪え忍びます。

しかし水底まで凍り付いてしまっては、氷の中ではメダカもさすがに生きられない。
飼育水全体が凍り付かないような水量を用意しておきましょう。

冬越しのポイントは
メダカたちの体力を消耗させない(刺激を与えない)
飼育水全体を凍らせない

飼育容器が全て凍ってしまう地方では、室内飼育に移します。

稚魚の冬越し

メダカの冬越しは体力勝負ですので、十分な体力が付いていない稚魚の場合は越冬の難易度は上がります

水温が下がるまでに、どれだけ成長したのかがポイント。

9月以降に生まれて、まだ1cmに満たない稚魚では屋外の冬越しは難しいので、屋内に移すのが無難です。

僕は秋までにグリーンウォーターの容器を作り、それを室内に入れて冬越しをさせています。今のところ、順調な様子… と思う。

【メダカビオトープ】稚魚の冬越しをグリーンウォーターで挑戦する

【メダカビオトープ】順調に育っていった稚魚が突然減っていった件

メダカの稚魚の飼育で、特に難易度が高く注意が必要なのは、生後2週間といわれます。

生まれたばかりのメダカの赤ちゃんはまだ1mmに満たないほどの大きさで、自分の口よりも大きなものは食べられない。

数mmの大きさとなり人工飼料を与えやすくなる生後2週間ほどまで、いかに育てられるかが、メダカを繁殖させるうえでの重要ポイントです。

稚魚の数が減る

餌となる植物プランクトンが豊富なグリーンウォーターで育ち、順調だった針子たちが、1ヶ月ほどしてから数を減らしている事案が発生しました。

網を適当に入れれば数匹入ってきたくらいに居たのが、急に、明らかに数を減らしたのです。
最終的には10匹ほどになりました。

何故だ?
考えられるのは次のようなことです。

  • 餓死
  • 水質の悪化
  • 水温・水質の急な変化
  • ボウフラなどに捕食された
  • 成長度合いの違いによる淘汰

餓死…?

産まれたばかりのメダカは小さく、人工飼料の場合は小さくすり潰さないと口に入らない。注意が必要です。

しかしグリーンウォーターは、植物プランクトンのおかげで稚魚は食べ物に困らない環境。ましてや1ヶ月は経過し、成魚の餌も食べられるサイズ。
餓死は考えにくいです。

水質の悪化…?

稚魚の餓死を避けるために餌を与えすぎてしまうと、そしてその餌が大きすぎると特に、今度は食べ残しが発生して水質が悪化します。

うちの場合、グリーンウォーターでの飼育に加えて、早く大きくなった稚魚用に餌もやっていました。
でも量はそうは多くなかったはず。

実験的に小型ホテイアオイも2つ3つ浮かべていたので、富栄養化による水質悪化も考えにくそうです。

水温・水質の急な変化…?

これはあり得そう。
グリーンウォーター化は進みすぎるのも好ましくないということで、目安とされる緑茶くらいの色となるよう、時々水を部分入れ換えました。

近くにある別の飼育容器の水を足していたのですが、水温や水質の変化が稚魚にとってストレスになったのかもしれません。

また、足し水をする際の入れ方が雑すぎ、強い水流ができてストレスになった可能性もあります。

ボウフラなどに捕食された…?

グリーンウォーターは緑色につき、少しでも深い場所は視認できない。捕食者となるボウフラやヤゴが潜んでいても、まるで見えません

グリーンウォーターの底にヤゴがいた、との報告はしばしば目にします。

もちろんこの可能性を考慮し、網で時々底を探っていたのですが、一度もボウフラなどが入ったことはありませんでした。
別容器に水ごと移したときも、発見していません。

成長度合いの違いによる淘汰…?

メダカに限らないでしょうが、同じ環境で飼っているにもかかわらず、稚魚の成長スピードには個体差が出ます

強い子が早く大きくなり、その子ばかりが大きくなる印象。
早く大きくなった稚魚が、小さな稚魚を追っかけている様子はよく見かけますし、これが小さい子にはストレス要因になります。そりゃそうですよね。

サイズの異なる稚魚たちを混泳させていたことで、小さい子たちがストレス死してしまったかもしれません。
稚魚飼育を始めてすぐではなく、1ヶ月後に数が減っていった理由にもなりそうに思います。

以上、思い当たる問題点でした。
来年は
水質の変化がしにくい大きめの容器で
サイズが大きい稚魚を順次引っ越しさせる
ことを試してみようと思います。

【メダカビオトープ】メダカの繁殖について。稚魚を育てるのは注意が必要

メダカの繁殖をする場合、卵を採るところまではそう苦労せずに行うことができます。

【メダカビオトープ】メダカの繁殖について。卵を採るのは難しくない

僕が失敗したと思ったのは、産まれた稚魚をあまり大人メダカに育てられなかったことです。メダカは丈夫で飼いやすい魚とはいえ、稚魚はまだ弱いのでたくさん死なせてしまった…

メダカの稚魚の生存率を上げるには、注意が必要になります。

稚魚を育てる容器

メスが卵を産み始めたら、稚魚用の容器を準備します。同じ容器のままだと、親メダカが卵や稚魚を食べてしまうからです。

別に用意する容器は、なんでもいいです。
プラスティックケース、発泡スチロール、バケツ、米びつ、トロ舟、睡蓮鉢 etc.
できれば、表面積が広くて、あまり深くないもの
その方が水中に酸素が多く溶け込みます。

ただし飼育難易度においては、小さいよりも大きな容器のほうが、水質の変化が少なく密集ストレスも軽減されることで育てやすくなります。

卵の孵化には光が大切なので、太陽光が当たる場所が良いでしょう。稚魚の成長スピードも、日光があるほうが早くなります。
ただし夏の直射日光は水温が上がりすぎるので避けたいところ。水温が30℃以上になると、卵は孵らないそうです。

卵から孵化するまでの時間は、水温と関係があります。一般的によく言われているのが、25℃だと10日で孵化するというもの。

そう気にせずとも、卵は待っていれば自然に孵っていきます。孵化まではそう難しくありません

「針子」の餌問題

難しくなるのは、生まれて間もないメダカを死なせずに育てていくこと。赤ちゃんはまだ体力がないので、ちょっとした環境の変化にも弱いからです。

生まれたてのメダカの稚魚は「針子」と呼ばれます。
体長1mmにも満たず、本当に小さくてかわいい。

生まれたばかりの針子は、おなかに栄養の詰まった袋がついていて、まずはこの栄養を頼りに最初の2-3日を生きていきます。
この間の針子は餌を食べません
水温の変化などに注意しながら、見守る時です。

問題は生後3日目以降、この栄養袋を使い切ってから。

生きていくためには餌を食べなければなりませんが、なにせ針子は小さいので、口も小さい。食べられるものが限られてしまいます
ここで針子が食べられるものを与えられるかどうかが、まさに飼育の生命線です。

ベビー用飼料

人工飼料を与える場合、成魚用は大きすぎるので、そのままでは食べられません。食べようと突っついてはいますが、口に入らない餌にメダカは固執しない。さっと別のを探しに行き、残った餌は沈んで有害化します。

針子が食べられるようにするには細かくすり潰す必要がある。すり鉢、もしくは指を使って粉末にしましょう

稚魚用として売られている餌も、針子にはまだ大きいかな、と思います。
下の写真では、右の赤っぽいのがベビー用として売られている餌、左の茶色いのが成魚用を指で軽くすり潰したものです。
指で潰した方が、より細かい粉末になってます。針子の時期は、ベビー用でもさらに潰すのがいいです。

また、餌を与えすぎてしまうと、底に沈んで水質を悪化させ、稚魚の死亡要因になるので要注意。沈まないタイプの餌を、少しずつ与えましょう。

グリーンウォーターで育てる

メダカを飼育するのに向いている水、それが「グリーンウォーター」です。

なんのことはない、植物プランクトンが大量に発生したことで緑になっている水のことですが、植物プランクトンを食べるメダカの稚魚(特に針子)にとってはとてもよい環境になります。

食べ物だらけの水の中で暮らしているのですから、人工飼料を食べられないサイズの針子でも大丈夫なんです。

人工飼料のように、食べ残しが出て水質を悪化させることもありません。

【メダカビオトープ】メダカの赤ちゃん用にグリーンウォーターを作る

実際、このグリーンウォーターで飼育してみたところ、針子たちは特に餌を与えずとも元気そうに育っていきました。

どうも稚魚が育たないな、という場合はグリーンウォーターを取り入れてみると成功するかもしれません。

【メダカビオトープ】メダカの繁殖について。卵を採るのは難しくない

メダカを買い始めた当初はあまり興味なかったのですが、気がつくと熱中していたのが繁殖です。

なにせ、数ミリの赤ちゃんメダカがかわいい。
メダカはよく増えると聞いていましたし、自分もやってみようと思い、取り組みました。

繁殖のため第一段階、それは採卵です。
メダカの卵を採る、そこまではそう難しい作業ではありません。

メダカはよく卵を産む

飼っているメダカにオスとメス数匹がいれば、確実に卵を産みます
産卵のための条件は、18℃以上の水温と12時間以上の日照だそうです。屋外飼育であれば、初夏から秋は毎日、何匹かのメスがおなかに卵を付けて泳いでいます。

その姿を見るのが嬉しく、夏は毎朝、卵を付けたメスを探しては卵を採っていました。

卵を採るのは、その方が稚魚が増えるからです。
逆に、採らなければあまり増えない。親魚たちが食べてしまうんですよね…。

メダカは卵や稚魚を食べる

メダカは雑食なので、口に入るものはとりあえず食べてしまいます。

自分たちの産んだ卵であれ、そこから孵化した稚魚であれ、お構いなしです。特に狙われるのは、卵。

動き回る稚魚への執着はそうないように見えますが、親たちと同じ容器で運良く孵化した針子(赤ちゃんメダカ)をじーっと見てると、口へ入れようと次から次へと襲いかかっています(汗)。
それをすばやい動きでかわす針子たち。食べられない大きさ(1cmほど)になるまでは、サバイバルの日々です。

隠れ場所が豊富にある大きな容器でないかぎり、ほとんどの卵や稚魚が食べられてしまう

たくさん増やしたいと思えば、卵を別の容器に移しましょう。

卵を採る方法

本やネットで調べると、メダカの産卵床となる浮き草(ホテイアオイが代表的)を容器に入れ、毎日その根を点検すれば卵が付いている、と説明があります。
マツモなどの茂みでも良いようです。

でもウチではこれが上手くいかなかった。
ホテイアオイやトチカガミに付いた卵は1つも発見しませんでした。

僕がやったのは母メダカを網で捕まえ、そこに産卵床を投入、しばらく一緒に網の中に入れておき、卵を回収するというやり方です。

やってるうちにメスに警戒されるようになり、捕まえるのが難しくなったような(汗)。捕獲対象でないオスたちは、網も気にせず泳いでました。

卵を別容器に入れる

メダカの卵は直径約1.5mm、透明です。
手触りはこりこりしていて、指で触ったくらいでは潰れない。ただし孵化が近づくと膜が柔らかくなるため、潰れやすくなるみたいです。

卵同士は、卵を水草に引っかけやすくするための糸によってつながっています。
この糸にカビが発生する恐れがあるらしいので、稚魚用容器に入れる際には外していく。稚魚が産まれない無精卵にもカビが生えたりするので、バラしておくことで、もし卵の1つに水カビが生えても他の卵に移らずに済みます。

卵塊をバラバラにするのは簡単で、指で優しく転がせばOKです。

その卵を容器に沈めていく。
あとは10日~2週間ほどすれば、赤ちゃんメダカが誕生します。

自然繁殖に挑戦したい

メダカの卵を親たちと別容器に移すのは、卵や稚魚が親メダカに食べられないようにして生存確率を上げるためです。

でも野生のメダカたちには卵や稚魚が隠れる場所が豊富にあるので、わざわざ隔離しなくても増えていく。
これを再現したいんですよね。

2018年夏はトロ船でメダカを飼育していたのですが、秋から大型睡蓮鉢を導入した我がメダカビオトープ。
面積が増え、物陰や水生植物も増やしているので、自然繁殖が可能になるのではないかと期待しています。

【メダカビオトープ】メダカの水合わせをする意味とやり方

メダカを買ったり、もらったりして自宅の飼育容器に入れるとき、どうしていますか?

気にせずそのまま入れちゃう?
メダカの健康を考えれば、「水合わせ」をすることをおすすめします。そんなに手間でもないので、是非してあげてください^^

水合わせとは

水合わせとは、これまでメダカが暮らしていた水と、新たな生活場所になる水を馴染ませる作業です。
熱帯魚を飼っている人にはお馴染み。

その目的は、急激な水質の変化によって魚がショック状態になることを避けることにあります。

メダカは丈夫な魚ですが、これは少しずつ環境が変化する場合。水質が大きく異なると体調を崩し、最悪の場合は死んでしまうこともあります。
人もいきなり気温や気圧の違う場所に行くと、疲れたり気分が悪くなったりしますよね。徐々に慣らすことが大事です。

水質って、容れ物によってわりと違っています。
底土の有無、餌のやり方、水換え頻度などによって酸性からアルカリ性まで変わってくる。
たとえば赤玉土を使っていると酸性に傾きますし、グリーンウォーターにしているとアルカリ性になります。上の写真は濃いめのグリーンウォーターですが、pH(ペーハー)10.0あたりのアルカリ性を示しています。
水温も容器によって違う。

魚はこれらに敏感なので、いきなり変わるとショックを起こしたり、体調を崩したりします。
徐々に慣らしてあげましょう。

(タニシさん2匹があっという間に死んでしまったのも、いきなり放り込んだのが原因だったかも・・・)

水合わせのやり方

お店でメダカを買ってきた場合、まず水温を合わせるために、ビニール袋のまま飼育容器に浮かべます。プラケースに丸ごと移してから浮かべても良いです。
時間は30分~1時間ほどです。

次は袋を開けて、新居になる飼育容器の水を足していきます。おおよそ1:1になるくらいですかね。これで再び30分~1時間ほど待ちます

より安心安全なのは、元の水を1/3ほど(外に)捨てて同じくらいを足す、それを10分おきくらいに数度繰り返すことです。
少しずつ水を入れ換えていくほうが、メダカの負担は少なくなります。

そうしてメダカが新しい水に馴染んだら、いよいよ飼育容器に放つ。

万が一、水に薬品や病原菌が含まれていたらいけないので、網ですくって入れるのが無難です。
この時、プラケースのほうが網を使いやすいです。

メダカだけでなく、もっと敏感なエビを引っ越しさせる場合も水合わせをしましょう。

グリーンウォーターからの水合わせ

お店で買ってきた時だけでなく、自宅内で別の容器に引っ越しさせる場合も水合わせをします。

通常は特に気を遣うこともなく、プラケースを浮かべて水温を合わせ、その後少しずつ水を入れ換えるだけなのですが(よく忘れて1~2時間放置している)、手間をかけたのはグリーンウォーター(以下GW)からの稚魚たちの引っ越しでした。

1cmほどに育った稚魚数匹を成魚の睡蓮鉢に移そうとしたのですが、GWのpHはアルカリ性。一方で睡蓮鉢は弱酸性ですから、事を急ぐのは危険な匂いがぷんぷんする。

体力の少ない稚魚であることも考え、1/3ずつ何度も入れ換えることにしました。透明水になるまで半日かかったかな…。

水合わせは特に難しい作業でもないですから、メダカたちの健康のために是非ともしてあげてくださいね。

【メダカビオトープ】トラブル要因、飼育水の富栄養化

メダカを飼育していて、諸問題を引き起こす要因となるのが“富栄養化”です。
アオミドロが繁殖したり、メダカが死んだり、問題の多くは富栄養が原因じゃないかと思います。

富栄養化とは

一般的にいわれる富栄養化は環境用語で、生活排水や肥料の流入によって海水や川に含まれる栄養分が自然の状態よりも増えすぎる状態を表します。
富栄養化した海や湖では、水中の植物やプランクトンが大量に増える。アオコや赤潮の発生原因です。

ホームビオトープにおいても同様のことが起こり、餌の食べ残しやフンによって水中の窒素やリンが増加、藻類が繁殖しやすい環境となります。

栄養が増えるのなら良さそうな気もしますが、何事もバランスが重要。富栄養化は様々な問題を引き起こします。

富栄養化が起こす問題

ホームビオトープで富栄養化するのは、メダカに餌を与えるからです。

餌には窒素栄養分やリンが含まれていますし、メダカたちのフンにもそれらは含まれる。窒素やリンは植物の肥料になりますので、少ないうちは吸収してくれますが、バランスが傾くとそれも追い付かなくなってしまいます。

すると余った養分をコケや藻類が利用し、繁殖していく。アオミドロさん、いらっしゃいです。

アオミドロには申し訳ないのですが、彼らが増えすぎると見栄えが良くない。そしてメダカも身体に絡んで泳ぎにくそうにしてます。

富栄養化では植物プランクトンも増えます。

プランクトンとはいえ植物なので、夜は光合成を止めて呼吸をする。彼らが大量にいると水中は酸素不足になります。

さらにプランクトンの死骸が水底に溜まることで水質が悪化するのも問題。

飼育水の富栄養化は、メダカたちの死亡要因です。

  • アオミドロが繁殖
  • 水質悪化
  • 酸素不足を起こす

富栄養化を防ぐには

対策は3つあります。

餌の量を調整する:

まずは、栄養分の塊である餌を与えすぎないことです。

うちは水温の下がる晩秋~冬にかけてアオミドロが繁殖してきたので、これは越冬のための体力をつけさせようと餌をたっぷり与えたことが原因でしょう(汗)。

餌の量を夏場とさほど変えずに与えていると、秋以降は養分を吸収する水生植物の勢いが落ちますから、富栄養に傾いたのだと思います。

水生植物を植える:

水中に養分があるのなら、それらを成長のために使ってくれる植物を植えることは有効な対策になります。

前述しましたが、うちで晩秋にアオミドロが増えたのは、植物の勢いが落ちたからだと考えられる。

富栄養化対策の植物では成長が早く、屋外での越冬も可能なマツモが扱いやすくて良さそうです。

入手しやすく、安価なのも素晴しい。
世界中に自生し、日本でも古くから親しまれている水草なのでメダカとも相性良好です。
マツモ、ちょっと導入してみます^^

水換えする:

ホームビオトープのような外界から隔離された環境でも、バクテリアが増えて生物濾過が回っている状態であれば、水換えは必要ありません。

・・・が、栄養素が増えすぎてしまった場合は、一部だけ水換えすることで不要な養分を取り除けます。

ビオトープを立ち上げて間もない時期は、底床にバクテリアがまだ十分繁殖していないので富栄養になりがちです。
バクテリアが増えて容器内が安定してくるまでの1ヶ月ほどは、生体はあまり入れない方が無難です。

荒木田土(田んぼの土)は危険

ホームビオトープを作る際、バクテリアによる生物濾過を目的に土を入れますが、荒木田土(田んぼの土)は富栄養化の点で見れば危険だと思います。

その理由は、田んぼの土には稲や植物を元気に育てるために保肥性がよく、栄養分がたっぷり含まれていること
つまり稲を隙間なく植えていないかぎり、栄養分が多すぎ、水を濁らせアオミドロを発生させやすい土です。直射日光が当たる場所にある容器だと、あっという間にエラいことになるでしょう。

メダカたちの食料になるミジンコや微生物を増やすには、とても良い土なんですけれどね。